1/30-2/5, 2017 スティーヴン・キングとベン・アフレック

皆様、読書ってしていますか? 私は子供の頃から本を読むのが好きで、大人になっても通勤のお供として常にバッグに本が入っていたものでしたが、いつの頃から、いえ、はっきりと分かっています。ケータイを持つようになってから、それもスマホになってからほとんど読まなくなってしまったんですよね〜。そういう人、少なくないのでは?    しかし、夜なかなか寝付けないことがベッドに入ってからもケータイをいじっているからかもしれない…と知ってからは、再び本を読むようにしました。ベッドに入ったら、もうケータイはいじらず本を読むようにしたのです。するとまあ、寝つきの良くなったこと!ww  そんなわけで、ここ数年再び本を読むようになっていて、2017年の1冊目に選んだのが、たまたま本屋さんで目に入ったコレ。「11」「22」「63」って何? ハードカバーが出版された時のことを全く知らなかったので、文庫上・中・下の3冊に分かれた「11/22/63」のタイトルに惹かれて手に取ったのでした。それを、この週やっと読了。



いやもう、本当に面白かったです。それもラストシーン、ちょうど電車の中で、しかもつり革につかまって立ちながら読んでいて、そこで来ちゃったんですよね〜。グッと。涙が込み上げてしまい、思わず本から目を上げ、しばらく気を逸らしたりしてw  あ〜、家でソファに座って落ち着いて読んでいれば思い切り浸れたのにな〜ww  本当に良かったです(涙)。ああ、思い出すだけで感動が蘇るわ〜❤️   スティーヴン・キングと言えばすぐ「ホラー」と思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。私もすぐ「ミザリー」や「ペットセメタリー」などを思い浮かべますが…、良く考えるとこのどちらの作品にも、通じない思いや、受け入れられない現実などに対する結構切ない思いがありますよね。そうした思いが恐ろしい結果になる場合もあり、「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」のようにファンタジーになる場合もあり、いずれにしても面白い作品が多く、特に洋楽ファンならスティーヴン・キングの作品を一作も本で読んだり映画で観たりしたことのない人なんていないのでは?   これだけの人気作家なのに、基本的に故郷のメイン州ポートランドにずっと住んでいるところも好きです。私の勝手なイメージですが、内向的で、パーティー嫌いで、洞察力に優れ、長く寒い冬に暖炉の前での読書を愛していて…みたいな。(ところで、「ポートランド」と聞いたら「どっちの?」と突っ込むのが好きですw  オレゴン州かメイン州か、両方ありますからね、と。実際はオレゴン州のポートランドの方がずっと大きいし、そちらを意味する場合の方が多いでしょうが、ニューイングランド地方好きのプライドかなw)そしてロック好きで、AC/DCやメタリカを聴きながら執筆する…なんて話もありましたし、なんと言ってもニューイングランドの人なので例外なくレッド・ソックス・ファンで、時々ボストンのフェンウェイ・パークに野球観戦に行くそうです。きっと、エアロスミスもエクストリームも好きなはずです❤️



(この写真も、ジャケットの下はレッド・ソックスのTシャツですよねw)   「11/22/63」に戻れば、この作品は決してホラーではなく、タイムトラベル物です。つまりSFなんですが、ロケットや宇宙船に乗るわけではなく、友人が偶然見つけた「ウサギの穴」を通ると、そこにはチェシャ猫やマッドハッターのいる世界ではなく、1958年だった…というお話です。そして、その友人は病に侵された為、1958年に戻る術を主人公に教え、1963年11月22日に兇弾に倒れるJFKを救ってくれと、願いを託すのでした。   ウサギの穴を通ると、常に行けるのは1958年なので、JFKが暗殺される1963年まで5年は過去の世界で生きなくてはなりません。その間に、「誰とも親しくなってはならない」と友人に言われていたのに、主人公は恋に落ちてしまう。その名もセイディという名の女性と。ビートルズの曲に『セクシー・セイディ』ってありますよね。いかにも60年代な名前に、これだけでもキュンときてしまいます❤️   主人公が(私だってw)生まれる前の世界は、人々は優しくめちゃくちゃ食べ物が美味しい反面、騒音や悪臭に満ち、誰もが喫煙し、酷い人種差別もある世界。そんな描写はとても興味深く、驚く主人公に自分を重ね合わせて読み進みます。さて、JFKを救うことが出来たのか。愛するセイディとはどうなるのか。これらはこれから読む、またはドラマを観る人の為に書きません。ただ、記憶に残ったスティーヴン・キングの一文を。   「人生におけるいちばん単純な答えは、また往往にしていちばん見過ごしやすい答えでもある」   深くないですか? 私はこの一文をケータイのメモに入れました。いっそこれから先の人生、この言葉を追求する日々としても良いかもしれない…くらいに、感銘を受けた気がしますw  そして、このロマンス小説(なんですよ!読み終えるとそう思います!)を彩る一言。「ダンスは人生だ」。主人公は普通に真面目な教師です。そんな彼が言うからこそ、胸に響く台詞なんですよね〜❤️ グレン・ミラー楽団の『イン・ザ・ムード』に合わせてセイディと踊る姿を、早くドラマで観たいです❤️ スター・チャンネルは契約していないので、DVD発売まであと数ヶ月待たなくては。映像での主人公はジェームス・フランコだということで、本当に楽しみです。そして、ラストシーンで再び感動の涙を流したいです。今度こそはきちんとソファに座って、準備万端整えてw   さて、今週の一本は『ザ・コンサルタント』です。こちらも、レッド・ソックス・ファンww



マット・デイモンと共に、映画界のボストン小僧として双璧をなすベン・アフレックが、アスペルガー症候群の役を演じています。この父が良いです!息子がアスペルガー症候群(自閉症の一種)であることを可哀想だと思った母は専門の施設に入れようとします。が、一向に治る気配がない。とゆーか、治るというものではないのですよね。そしてそれに苛立ち?或いは絶望して?結局 息子も夫も捨てて家を出てしまいます。   しかし父は強かった。息子は一生アルペルガーで、それでもいつかは一人で強く生きていかなくてはならない。だからその為に必要な術を息子に叩き込んだのです。そうして心身共に強く育てられた息子が大人になり、ベン・アフレック演じる謎の会計士というわけです。異常に数字に強いところが、懐かしい『レインマン』を思い出しますね。でも、その力をギャンブルに使うわけではありませんw  いやむしろ、より大きなギャンブルをしていると言えるかも?w   とても面白かったので、これから観る人たちの為にオチは書きませんが、ベン・アフレックの抑えた演技がとても良い感じでした〜❤️ 『アルマゲドン』や『パールハーバー』などで、大根役者の汚名を着せられた感のあったベン・アフレック。その後も軽いラブ・コメ役者なイメージがありましたが、最近はやっと(?)『ザ・タウン』『アルゴ』『ゴーン・ガール』など、すっかり良い役者、観たい役者になりましたね。今回も、新境地を開きました。ダサい格好して何を考えているか分からない死んだような目をしながら、アクションしたらめっさ強い!カッコ良かったです❤️



さて、アメリカのゴシップ界でも大人気のベン・アフレック。ジェニファー・ロペスと別れてジェニファー・ガーナーと結婚した時は、誰もが納得して祝福していたのに、結婚10年目にしてまさかの離婚だなんて!知った時は「嘘でしょ?!」と、なんだかショックだったのを覚えていますww  どうやら一度は止めたアルコールとギャンブルを再開したから…というのが離婚原因らしいと言われていますが、本当のところは当事者しか分からないでしょうね。そのジェニファー・ガーナーが出演していたTVドラマ『エイリアス』が大好きだったし、たぶん誰もが愛した家族だったと思うし、離婚を申請しても最終決着はまだのようなので、ベンは改めて自制を誓って、ジェニファーや家族と再び共に歩む人生を取り戻して欲しいなと 思います。



メイン州のレッド・ソックス・ファンの言葉を、マサチューセッツ州のレッド・ソックス・ファンへ、ここでもう一度。 「人生におけるいちばん単純な答えは、また往往にしていちばん見過ごしやすい答えでもある」   酒とギャンブル好きの反面、人道支援にも熱心で非常に真面目なベン・アフレックは、長年民主党支持でも知られています。ということは、最近の新しい大統領就任に心を痛めているのかもしれませんね。人生はなかなか思うようにはなりません。それでも『11/22/63』を読んだ後では、「それでも、これで良かったのだ」ということなのかもしれないです。   この週、トランプ大統領令で7カ国からの入国制限をし、それを無効とした司法とホワイトハウスが対峙しアメリカが大きく揺れています。「突然実施したから問題だ」と言われる中、「事前通達したら、テロリストが駆け込み入国するかもしれない」という大統領。どちらに対しても「なるほど」と思いながら、行方を見守るしか出来ない非アメリカ国民としては、早く「これで良かったのだ」と思える結果になることを祈るばかりです。   2月に入りました。暦では立春を過ぎ、少しずつ日が長くなったのを感じます。それでも、もう少し寒い日々が続きそうですね。どうぞ皆様、風邪やインフルには油断しないで下さいね。手洗いとうがいですよ〜!それではまた来週。    

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