Amy's This Week

2020.12

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2020.12.15

12/7-13, 2020 江戸東京博物館と、『ザ・プロム』

この週は、お出掛けといえば病院(定期検診)とちょい山くらいだったので、先週古代エジプト展へ行き、実はエジプト展以上に驚き興奮した(笑)江戸東京博物館について。せっかく来たのだし…と常設展のチケット売り場へ行くと、古代エジプト展との共通チケットがあるので、その値段との差額だけで常設展に入れることになりました。てか、都民割引ないんかいww

1993年開館なんですね。ひえ〜!私たち二人とも都民なのに、2020年が初めてとはww まあ、灯台元暗しってことでしょうか(^^; 入り口前にあった、多分世界一大きい熊手に早くも感動ww うわ、なんか超お目出度いww

入るとそこは日本橋の上…という設定で、下を見下ろすと江戸の町がありました。日頃はとにかく混む場所・時間を避けて行動しているのに、この時ばかりは人が多い方が良い感じかもと勝手なことを思ってしまいました。やはり江戸の町は人々がひしめき合っていないと雰囲気が出ませんw

ホントに人がいないwww

…と、早く下の江戸の町を歩きたいと思いながらも、充実した興味深い江戸時代関連の展示がたくさんありました。中でも、友人が「ねえ、あれ見て。カマキリ!」と教えてくれたこの兜。素通りするところでしたw ホントだ。まんまカマキリが乗っかっていますね〜。誰の兜か特に説明が無く、自分でもググってみましたが分からず仕舞い。特に高名な武士の物ではなかった様子ですが、中堅どころでも、各々好きなシンボルを付けていたんですね。てか、カマキリ好きな武士?ww

江戸時代の庶民の生活ぶりを見せてくれるコーナーはとても楽しかったです。私はNHK総合の土曜時代劇が好きで、今も『子連れ新兵衛』を毎週観ていますが、ドラマ通りの長屋の雰囲気がありました。が、あんな長屋暮らしはとても楽しそう!と思っていたけれど、ここで初めて長屋のお手洗いについて知ることが出来て(ドアが下半分しかない?!)、いやいややっぱり絶対に住むことは出来ないわと思ったのでしたww (とはいえ同時代のヨーロッパに比べたら、共同にせよお手洗いがあった江戸は最先端都市でしたね!)

そんな長屋に住む江戸時代の庶民の一般的な食事がこちら。想像通りとはいえ、やはりこれが毎日では寂しいと思ってしまう現代人。とにかく、これじゃあお米をいっぱい食べなくちゃお腹いっぱいになりません。逆に、現代お米の消費が減ったと言われるのは、おかずが豊富にあるからでもありますね。また、家での食事がこんな感じだからこそ、お蕎麦やお寿司の屋台は楽しいプチ贅沢な外食だったのでしょうね〜。で、この沢庵!ピンと張りがあって、厚めに切られたのをかじるとシャキッとみずみずしくて真っ黄色なこれが東京沢庵です。これが美味しいのよね〜ww

じっくり見ていろいろ思いを馳せてしまったのが、江戸町人の人生でした。平均して56歳が寿命だったのであれば、還暦が盛大にお祝いされるのも納得です。そしてこの時代は、老人になってから初めて旅が出来たんですね。江戸時代と現代では様々な違いがあり、いずれにしても現代人の私は現代の方が良いわけですが、やはり旅についてはとりわけ現代で良かった!と、しみじみ思ってしまいました。

これは日本橋の三井越後屋。おおっ、三越の前身ですね。幼かった頃は親にデパートに連れて行ってもらうのが楽しみでした。食堂のお子様ランチと屋上の遊園地が目的ですw そして、デパートはどこも昔は呉服屋だったと聞いたことがありました。で、子供ごころに、呉服屋がなぜ屋上に遊園地を作ったのか、繋がりがわからず不思議に思ったものでしたwww

他にもとにかく興味深い展示だらけで(歌舞伎座の仕掛けは面白過ぎて、ビデオはおろか写真さえ撮ると忘れてしまいました!)、やっと江戸コーナーを出て東京コーナーにたどり着いた時には「やっと!」という感じw ところが、東京も明治時代から始まり、いやまだまだあるじゃんと時間が気になり始め、だいぶ端折って先に進みました…が、昭和に入るとやはり引っかかってしまいました。

私の地元の城南地域です。港区も大田区も昔は無かった…と聞いたことはありました。で、ほぉこんな区割りだったのか…と、地図に見入ってしまいました。大田区の「大」が「太」ではないのは、大森区と蒲田区が合併されたから…と聞いたのも思い出しました。

また、第二次世界大戦のコーナーでは、地図の上に東京大空襲で被爆した地域が日にちごとに分かる仕組みになっていて、母の実家が燃えた日にちが分かり、これは報告せねば!と思ったのでした。東京大空襲は3月10日、と聞いていましたが、その日だけではなかったとは。いやいや、この昭和のコーナーだけで軽く1時間は必要だったわ(^^;

ということで、時計を見ると「え?こんな時間?」と焦り、友人と「お茶する時間もないね」と苦笑w 私たちの信条は、帰宅ラッシュ前に帰ることなのですw なので、残りはもう駆け足状態w そんな中、ふと足を止めて写真を撮ったのが、おお〜懐かしのiMac G3!オレンジもありましたよね。当時はコンセントのプラグまで、このカラーにあやかった物がありました。私はPower MacのG3でしたが、このiMac G3は当時エアロスミスの事務所にあった記憶があります。

というわけで、まさかここまで広いとは思ってもいなかったので、残念ながら時間切れで最後は駆け足。機会があれば、またこの常設展をゆっくり堪能したいです。企画展で来るとしたら、午前中から来ないとねw そういえば、四国の大塚美術館で同じ過ちを犯したっけな〜w 初めての美術館・博物館へ行くときは、必ず事前にそこの規模を調べなくちゃダメね(^^;

で、ラストのギフトショップもサクッと覗くだけのつもりでしたが、懐かしいお菓子を見つけてお土産買いw ホント、懐かしい〜!どちらにしようか迷って、ええい!と両方買いw 江戸時代からのお菓子かと思ったら、「愛され続けて40年」って、な〜んだwって少し思ったけれどwww

…ともう、初めて行った江戸東京博物館に大感動した、今さらな東京っ子二人でしたww ホント、今さら〜と思った方々、ごめんなさい(^^; でもホント、江戸は江戸で見応えあったし、東京は東京でいろいろ懐かしく、近所の人たちの顔さえ浮かんだりしながらたっぷりと楽しんだのでした。

 

そんな週の一本は、『ザ・プロム』です。 邦題もそのまま『ザ・プロム』。久しぶりに王道のブロードウェイ・ミュージカルを観ました!コレよ、コレ!That’s what I wanted!! ストーリーとかは置いといて、とにかく役者さんたちの歌とダンスで自然と感動の涙が流れてしまいました。これが私は好きだった!!あ〜〜ブロードウェイで観たい!!!取り敢えず、映画もう一度観たい!!!

ずいぶんと以前からメリル・ストリープは魔女だと思っていたけれど、御年71(撮影時は70?でもおなじこと!)でこのパワーはまったく凄過ぎ、女版スティーヴン・タイラーww 『プラダを着た悪魔』を彷彿させるBossyでDivaな役がサイコーでした。53歳の二コール・キッドマンが若手に見えちゃうものねww

高校生役の主人公は、最初、えっ?ドリュー・バルモア?ん、今こんな若いわけない…とオロオロしてしまったジョー・エレン・ペルマンだって。凄く可愛かったです。今後が楽しみ。

ストーリーは…まあミュージカルですからね。そんなに深く掘り下げて考えなくて良いと思います。高校生活でのハイライトとなるプロムに、彼女と行きたいレズビアンの子を応援するわけだけど、じゃあゲイの子は?とか、好きな子がいない子は?とか、内気過ぎる子は?とか…突っ込めばキリがないので。私もこうしたイベントは苦手だから、日本にはプロム文化が無くて良かった(^^; あ、どっちにしろ私は女子校でしたwwww