Amy's This Week
2021.02
2/8-14, 2021 コロナワクチンがやって来た!、と『キング・オブ・シーヴズ』
1年前のこの週はエアロスミスTPでラスヴェガス。まだ新型コロナウィルスなんて他人事で、往復のフライトはガラ空き、ヴェガスには中国人観光客が皆無…と、むしろラッキーなくらいに思っていました。あれから1年。あれよあれよという間に、世界はすっかり変わってしまいましたね(泣)。
最初の緊急事態宣言頃はまだショックも大きく、ワクチン開発だって一体いつになることやら…と、絶望感しかありませんでした。それが1年も経たないうちに世界の医学の進歩は凄まじい速さで進み、後発国の日本でさえ、今週ワクチンがやって来ました!わ〜い!ついに来た!!ようこそ日本へ!ww
ワクチンが到着したというニュースの翌日には厚労省が国内初の正式承認と、日本政府もやれば出来るじゃないの早さ。さあ、これからさっさと打っていきましょう!!1日も早くかつてのような熱狂ライヴが実現するように。1日も早く世界中どこでも好きな所へ行けるように。
な〜んて単純な私は思っているのですが、「ワクチンを打ちたくない」という人たちが日本には3割強もいるそうです。ん?無料なんですよ?と思うけれど、理由はそこではないようで。ではなんでだろう?
多い意見は、「『ワクチンを作るには数年はかかる』という専門家の見解だったのに、わずか1年弱でできたワクチンでは不安」というものでした。まあ接種後の副反応については、以前私も書きましたが、本当に人それぞれなんですよね。人間の体って本当に不思議なもので、人生で一本もタバコを吸ったことのない人が肺ガンで亡くなってしまうケースもあれば、酒・タバコ・ドラッグをやりまくったスティーヴン・タイラーが70過ぎてもめちゃくちゃ元気だったり(^^;
私がかかった過去最大の病=ラムゼー・ハント症候群は、罹患率が年間で100万人に5人というもの。あ〜、当たっちゃったか〜って感じでしたが、薬服用による副作用に当たったことはありません(あ、アレジオンは飲まないと3日で蕁麻疹が出て来ますw ) 気管支喘息を持つので、造影剤を使ってのMRI撮影が必要だった時には、造影剤注射後副反応が出た場合に備えて内科の先生が控えていてくれました。が結果は、何も起きずw
とまあ、いろいろ病院行って様々な経験をしていると、だいぶ自分のことが分かるんですけどね。幸いにもず〜っと健康で、病気知らず、病院知らずで来た人々にとっては、即席で作られたワクチンで副反応が出たらどうしてくれる?!って感じなのかもしれないですね。今まで健康なんだから、ワクチン打っても大丈夫…とは思えないのかな(^^;
とはいえ、確かに1年足らずでの開発から実用化って本当に早い。そのスピードに違和感を覚え、信用性を疑う気持ちは分からなくもありません。…と思っていたら、なんと朗報!全然、1年足らずの開発なんかではなかったそうです!そこには一人の女性の努力の蓄積があったのです。
アメリカ在住ビオンテック社上級副社長のカタリン・カリコ氏。英語的に読めばケイトリン=ケイトだけど、ご本人はハンガリー出身に誇りを持っているとか。詳しくはググって頂くとして、とにかく、彼女の過去40年にわたるメッセンジャーRNA(mRNAと表記)の研究が、今回の新型コロナワクチンに生かされたそうです。そう、決して1年足らずで開発されたワクチンじゃなかったのですね。40年以上ですって。しかも女性が!
カタリン・カリコ氏の元には、早速ネットフリックスから伝記ドラマを制作したいと連絡があったとか。研究のためにハンガリーからアメリカに移住しても、テンプル大学、ペンシルバニア大学などで冷遇されたそう。移民差別もあったのでしょうか。国外退去を迫られたり、助成金を打ち切られたり、教授職を解かれたり…。それでもめげずに40年!その信念と根性。ありがとう、カタリン!今年の年末頃にはドラマが出来ているかもしれないですね。今年のノーベル医学生理学賞受賞は間違いなしじゃないですか?!
ということで、即席ワクチン…と不安な人々には、ぜひこのカタリンの40年に渡る研究結果だと知って欲しいです。それにしても、長い研究人生の後半で、ついに日の目を見る日が来て良かったですね〜。他人事ながら本当に嬉しい!いや、他人事じゃないか。命を救ってもらえるんだものね!
東京では9日連続で新規感染者が500人を下回り、少し安心感が蔓延しそうな嫌な状況です。だって、死亡者や重症者は減っていないのですから。イギリスではすでに、150万人が1回目の接種を終えたとか。アメリカの友人たちも軒並み1回目の接種は終えていて、中には2回目の接種をした人もいます。私が一人焦ってもどうしょもないことは分かっているんですが、日本でも早く多くの人がワクチン接種をして、早く元の生活に戻れるようになることを心から願っています。
そんな中、この週は初めて友人たちと山歩きをしました。私はアウトドアとか一切興味なく生きてきたので(苦笑)、今になってのよもやの興味転換に、同調してくれる人はいないと諦めていましたww が、たぶん私が楽しそうだから?w 行きたいと言ってもらい、平日に休みを取ってくれるというので(初心者用の低山は、週末だと家族連れで混みます)、ほぼ誰もいない奥武蔵の山に行きました。お天気の良い日で、富士山も頭を見せてくれましたよ。
山に入ると、嫌なこと一切忘れるんですよね。次の一歩をどこに出すか、しか考えないのでww しかも平日なら通勤の逆方向のため電車はガラガラ。もちろん山の中もガラガラw 心身ともに、良いことしかない気がしますw
軽く2時間、往復4キロの低山でしたが、一人は翌日足が筋肉痛になったそう(^^; それだけ普段使わない筋肉を使えて良かった。
でも下山後これじゃあ、消費カロリーは一気にチャラですwww
ということで、今週も私は元気でした。有難いことです!
そんな週の一本は、『キング・オブ・シーヴズ』です。
いや〜、見事なおじいちゃん映画でしたwwww 実話なので仕方ないですが、ホント、お年寄りの良くない部分がしっかり出てて、なんかもう嫌になっちゃいましたwww サー・マイケル・ケインにとっては、もう老後のお遊び気分なのかな〜(^^; (すでに87歳ですって!)
英国俳優の皆様の若かりし頃の映像が出てきて、『また、あなたとブッククラブで』の女性版や今回の男性版、こうした若い時を見せてくれるのは、楽しいです。私がマイケル・ケインを好きになった『サイダーハウス・ルール』(1999)で、すでにおじいちゃんでしたからね〜w 興味を持って、マイケル・ケインの若い頃をチェックしたら、恐ろしいほど綺麗でした!
実話ベースで、散々おじいちゃん達にからかわれた唯一の若者バジル(BASIL)が、結局は一番賢かった…ってことなんですが、それにしてもなんか「バジル」って本名ではないとしてもスパイスの名前?変なの…と思っていたら、ラストでBASIL=Best Alarm Specialist in Londonと分かって超スッキリ!感想として良かったのはソコだけかもしれません(^^;
2月11日は建国記念の日でした。『建国記念日』ではなく、『の』が入るところがミソらしいです。なぜなら、日本が建国された日にちまでは定かではないけれど、この日に建国を記念しましょう、ということだからだそうw ま、なんでも祝日ならそれで良いですねww この日、UAEのバージュ・カリファが日本の建国記念の日ということで、君が代をBGMにして、日の丸を投影してくれたそうです。UAE優しいのね。ありがとうございます。UAEにも早く行ける日がくるといいな!
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