Amy's This Week

2021.02

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2021.02.23

2/15-21, 2021 宝登山蝋梅園と、『どん底作家の人生に幸あれ!』

昨年秋、初めて秩父の宝登山神社の奥宮へ行った時に、その周辺が広く蝋梅園になっていることを知りました。それまで梅といえば、私の地元近くの池上本門寺の梅園が有名で、何度も行ったけれどそこは紅梅と白梅だけ。蝋梅ってどんなん?と思っていました。

以来秩父には行っていませんでしたが、知人から蝋梅満開情報を得て、半年ぶりに宝登山奥宮へ行ってきました。それまでに蝋梅の画像をたくさん見て、心の準備は万端。あとは、実際にその評判の香りを嗅ぐだけです。とはいえコロナ禍。先週からずっと天気予報を見て、一番曇って寒そうな平日を選んで行くことにしましたw

秩父鉄道の長瀞駅に到着すると、駅前に無料シャトルバスがお出迎え。おお〜、これでロープウェイ駅まで送ってくれるとは大助かりw 去年の秋は歩いたんですけどねw さすがオンシーズンです。

そして山頂駅へ降り立つと…昨年秋は枯れた低い木が並んでいただけの地一面に、半透明なクリーム色の花が広がっていました。これは壮観!しかもその花の周囲に人の姿はまばら。この日を選んで大正解でした!

評判の香りも、たっぷりと吸い込んできました。ほんのり甘く、ツーンと爽やかな香りに、「やっと会えた!」と思いましたよw

うふふw この日のために、ネイルも蝋梅カラーにしていたんですww

蝋梅は咲くのが早く、12月末には咲き始めるそうで、今が満開。そして隣には紅白の梅園もあり、そちらは今が咲き始めですが、だいぶ咲いてきたのでちょうど今なら両方楽しめるんです!これはラッキー❤️

とまあ、今までは混雑が嫌いでわざわざお花を観に出掛けるということはしなかったので、秩父まで足を伸ばすという手があったか、といった感じだったし、初めて蝋梅というお花を観て、香りを嗅げて、大満足でした。

その後、宝登山神社の奥宮にお参りです。

ここは、狛犬さんが山犬さんです。可愛い。

しっかりと御朱印も頂いてきました。

奥宮のすぐ裏を上がったところが、宝登山の山頂です。

この山頂から、お隣駅までハイキングします。『長瀞アルプス』という名前が付いていますが、全く険しくはありませんw

おお〜!霜柱だ!何十年ぶりに見たことかwww もちろんザクザクと踏んでみましたよwww

アルプスとは名ばかりの?いえ、景色はアルプスなのかな?w 本当に気軽なハイキングロードでした。キーンと冷えた空気の中、枯れ木だらけで見晴らしの良い道はまさに『冬の散歩道』。バングルズの曲が聴こえてくるようでした。

しばらく行くと、こんな箱が。おお〜、ここは私有地なんですね!しっかり整備して通して下さり、ありがとうございます!

ちょうど100円玉があって良かった!

こちらこそ、どうもありがとう❤️

という感じで、あっという間に下に降りました。そして駅までの10分くらいの道中お寺があり、そこにも綺麗な紅白の梅を見ることが出来ました。

その後、あまりにあっという間で歩き足りなかったので、結局振り出しの長瀞駅まで歩いて戻ることにしました。そりゃそうですよね。駅からはお迎えのバスに乗り、上まではロープウェイに乗ってしまったんですからww

そして長瀞駅のお手洗いに入ったのですが…この洗面台の横にあったお花の綺麗なこと!もしや偽物?と思って、じっくり見てみて…いやいやコレ、全部ホンモノでした!なんて素敵なおもてなし❤️ レストランとかじゃなく、駅のトイレですよ。嬉しいですね〜❤️

1日お花を楽しんだ最後は、西武秩父駅で特急電車までの45分で早めディナーとすることになりました。ここはわらじカツ丼や豚みそ丼などが有名で、わらじカツ丼は随分前に食べたことがありました。豚みそ丼にしようかと思ったのだけれど、気分は麺。そういえば売店にも沢山のお味噌が売られていて、やはり名物秩父味噌系にすべきかな!と思い、私は味噌つけ麺にしてみました。これがもう、美味しかった〜!!また食べに行きたいくらいww

…ということで、秩父の最高気温3℃というこの日、閑散とした埼玉で、とても楽しく過ごすことが出来たのでした。来年も行きたいな!

 

そんな週の一本は、『どん底作家の人生に幸あれ!』です。

イギリスの文豪ディケンズの半自伝的小説『デイヴィッド・カッパーフィールド』の映画化だそうです。まったくディケンズを読んだことのない私には、デイヴィッド・カッパーフィールドってアメリカのマジシャンよね?って感じ(^^; ああ、あのマジシャンは逆にディケンズの小説名をステージネームにしていたのねww

原作の小説『デイヴィッド・カッパーフィールド』は超長編だそうで、それで納得のテンポの速さ。深堀りしようとしていると、さっさと置いていかれますw なので、深く考えずに眺めるように観ていたのですが、だからか?文豪作品だというのに、観終わっての感動というものは無かったな〜(^^;

そういえばやはり同じディケンズの『オリバー・ツイスト』(本ではなく映画で観ました)もそうなのだけど、19世紀のロンドンの激しい貧富の差や、そこからくる貧しい子供への虐待は、時代が違うとはいえかなり気持ち良いものではありません。アニメの『小公子セーラ』(最近WOWOWで観ましたw)でも、お金持ちの時と貧しくなった時の周囲の大人の態度の落差たるや、あまりに酷い。『フランダースの犬』のネロに対してもそうだし、いやヨーロッパ好きですけど、ひと昔前のヨーロッパでは皆こんなだったのでしょうか…orz

あと、気になったのは映画製作において、現代に迎合するかのように多様性を取り入れていて、アジア系、アフリカ系、ドイツ系、インド系と人種が入り乱れ、それらが血縁関係だというのでもう訳わかりません!www マイケル・ジャクソンじゃないんだからw いくらダイバーシティの現代だからとはいえ、映画はもう少し自然で良いんじゃないでしょうか(^^; これが親子と言われても…w

まあきっと、オリジナルのディケンズ小説を読んでいる人には、一種のパロディのように楽しめるのだと思います。シアターでも、あちらこちらから笑い声が聞こえました。皆さん、ちゃんと文豪作品を読んでいたのでしょうね。でも読んでいない私には、なかなか笑うことも出来ず(^^; 唯一ベン・ウィショーの怪演に満足…ってゆー感じでしたww

 

さて、週末はすっかり春のような陽気でした。東京都の1日の新型コロナ新規感染者数もだいぶ落ちてきました。が、昨年の200人になった時の大騒ぎを忘れないで欲しい!自分は感染しないから、自分は感染しても軽く済みそうだから…ではなく、社会がこのままでは皆が困ります。第4波はもう勘弁して欲しい(涙)。これから春休み、お花見など浮かれる季節に向かう中、どうか若者!もうしばらく我慢して〜!!!