Amy's This Week

2017.03

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2017.03.13

3/6-12, 2017 金沢観光と『アサシン・クリード』

週末、人生6度目、観光では3回目の金沢に行ってきました。計6回中2回は飛行機だったし、その後も越後湯沢経由で乗り換えて行った金沢へ、今回初めての北陸新幹線❤️ 早くて快適!東海道新幹線に慣れた身には、シャワートイレにも感動しましたw それにしてもあっという間に到着!金沢というと、なんだかとても遠いところというイメージでしたが、完全にそんな思いは払拭されました。初めて来た時はものすごく感動した金沢駅の鼓門。今回はいつもと違う角度で撮ってみました。 今回の旅では初めてバスの1日フリーパスを買って動いたので、ついに頭の中に金沢の地図が入りましたww  すると、過去にどれほど遠回りして歩き回ったか今更ながら分かったりしてww そんなこんなも旅の楽しさですけどね。   取り敢えず予約が必要なところだけは予約しておかないと…ということで、まずは予約した妙立寺へ行きました。私自身は3回目!だって本当にここは何度行っても感動するんだもん❤️   外観は二階建てですが、実際中身は4階建て7層になっています。階段の数だけで29箇所!確かにガイドツアーでなければ迷子になってしまいます。   大阪城で言えば真田丸の役目が、金沢城に対する妙立寺でしょうか。前田 家が徳川軍に攻められることを想定して、落とし穴、隠し階段、中から開いて外からは開けられない戸、隠し扉、隠れ通路…などなど、忍者寺と言われるようになったのも頷けます。とはいえ、雅な前田家のこと。茶室もあれば室内に太鼓橋まで作ってあって、立派な出城としての役目を果たしていたことが分かります。   そんな凝りに凝った造りの妙立寺ですが、設計者は不明とのこと。むむ…これはほら、ピラミッドとかタージマハルなんかと同じで、二度と他の地で同じような建物を造らないようにとか、秘密の通路の口封じとかで、もしや殺されてしまったのでは??…なんて思うとさらに面白くなってきますよね。   このお寺から徒歩で行けたのが『にし茶屋街』でした。ひがし茶屋街が有名ですが、むしろ観光客が少なく撮影にはこちらの方が向いているとのことで、行ってみたら本当にその通り。かつては遊郭街で賑わっていたのでしょうが、今は町並みの写真を撮ったらあとは何する?くらい閑散とした雰囲気でした。でもよく見ると、カフェだったり、お土産物屋さんだったりして。電線を埋没させているので、まるで撮影所みたいな綺麗な町並みですが、17世紀頃は各地から人身売買されてきた若い女の子たちがこの辺りで売春させられていたのだと思うと、時代が変わって良かったとつくづく思いましたね…。 そして目玉はやはり兼六園です。生まれて初めて金沢に行った時、私と友人の目的は某アーティストの金沢公演でした。でもせっかくだから観光もしよう…と思っていたのに、当時はiPhoneどころかネット自体無い時代。何も調べないままに行き当たりばったりしていたら、結局閉園時間ということで兼六園に入れませんでした。「金沢まで行って兼六園に行っていないの?」と、その後何年もいろんな人に言われたっけww  そんなわけで、その後リベンジ金沢で行った兼六園は、意外とこじんまりしているな〜というイメージでした。あれは何月頃だったかしら? 今回はまさに季節ことに趣の異なる楽しみ方が出来ることを実感し、自分が大人になった気がしましたww   3月15日までという『雪吊り』。初めて見れて感動したけど、願わくば雪があればもっと良かったな〜w 膝丈ほどの小さな木にも雪吊りしていることもあり、一体どの木を吊ってどの木は放置すると決めるのだろう?? そんなことを考えながら見て回るのも面白かったです。そしてこの時期でラッキーな梅園❤️ とても綺麗でした。   離れたところに桜山というエリアもあるので、来月には桜が綺麗なのでしょう。それもいつか見てみたいです。   そして今回初めての金沢城へ。兼六園と隣り合わせなのに、なぜか一度も行ったこと無かったのです。加賀百万石、さすがに広かった!天守閣は無いながら、近年菱櫓・五十軒長屋などが再建されたとのことで、取り敢えず入れるところには入りましたw         お城に詳しい方ではありませんが、さすが加賀百万石!と思ったのは、石垣でした。姫路城では、石垣造りは石の寄せ集め的な雰囲気がありました。いくつもの墓石が組み込まれていたりして、石集めに苦労していたことが伺われます。ですが金沢城は寄せ集めどころか、一つ一つの石をきちんと角を取り(じゃがいもの面取りみたいw)同じ大きさにして積んであったりして、とても手が込んでいるのです。さすがお金持ち。いえ、さすが伝統工芸の加賀藩です。   そんな加賀藩藩主前田利家とその妻おまつを祀ったという尾山神社に初めて行きました。家紋の梅の花があちこちにあり、神社には珍しい『神門』は、一見竜宮城を思わせる江ノ島の江ノ島神社っぽいと思いましたが、よく見ればレンガ造りで細かい細工にあふれ、最上階にはステンドグラスがはめ込まれていて国の重要文化財。和漢洋の様式が織り交ぜられたこの神の門、建設当時は反対意見も少なくなかったというのはパリのエッフェル塔と同じですね。先見の明があったということでしょうか。こじんまりながらとても素敵なところで、私の好きな神社トップ3に入りました! その他楽しいこと、美味しいもの満載の金沢の旅でしたが、キリが無いのでこの辺にしておきますw  最後に、前田利家公のお弁当写真を。帰りのかがやき車内で食べるのは、やっぱりこれでなくちゃ!と思ったんですw  もちろん、おいしゅうございました❤️     さて、そんな週の半ばに観た今週の一本は『アサシン・クリード』です。 マイケル・ファスペンダーだし、中世スペインだし、絶対観なくちゃ!と楽しみにしていた『アサシン・クリード』。原作は大人気ゲームだそうです。全然知らなかったw  ゲーム嫌いじゃないんですけどね。もうストーリーがある系は面倒くさくて出来ませんw  でも、かつて『ベルばら』でフランス革命、ひいてはヨーロッパの歴史に興味を持った子供が多かったのと同様、入り口はゲームでもそれで中世ヨーロッパに興味を 持つのは良いことですよね!   映画の方はなんたって『スティーヴ・ジョブス』のマイケル・ファスペンダーです。今一番信頼出来る若手俳優じゃないですか? それに『マリアンヌ』のマリオン・コティヤールにジェレミー・アイアンズとは、まるでシェークスピア作品を演じるラインナップですww  だからゲーム原作と言っても全く侮れない作品になっています。   そう、私は全くゲームの方は知りません。それでも中世スペインのセットの素晴らしさ、パルクールやアクション、極め付けのイーグル・ダイヴの迫力など、めちゃくちゃ楽しめました❤️ 実在するロンドンのテンプル教会も興味深く観光したことがあったので、なんだかアサシンもいたのかな…なんて錯覚を起こしそうになったりして。   最後、この後マイケル演じるアサシンはどうするのだろう?と思ったらゲームをしなきゃいけないの?ww  これから面白くなっていくのに…。ということで、ぜひアサシン・クリード2も作って頂きたいですw  アメコミ映画とは一味違う面白い作品でした。