Amy's This Week

2018.07

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2018.07.05

6/25-7/1, 2018 STソロTP前編《デトロイト編》と『レディ・バード』

ついに今期最後のTPとなったSTソロTP in Detroit & Clevelandへ行って来ました。2都市ともちょっと地味だな〜と思ったアナタ、よくご存知でいらっしゃるww でもこの選択には意味があって…。 もともと今年のSteven Tylerソロ・ツアーでは、VIPの発表がありませんでした。なので、ライヴだけ楽しむのであれば2公演は観たい。しかもせっかく(?) VIPが無いのであれば、TP料金も安く抑えるために近い2都市を選びたい…ということで、この2都市になったのでした。 そんなわけで、乗り継ぎではよく利用するデトロイト空港でしたが、久しぶりに空港の外に出ました。治安もあまり良くないし、それほど見所も無いデトロイトですが、せっかく行ったのだからと、ライヴに行く前に軽く市内観光。時々夕立のような雨が降る蒸し暑い日でした。傘を持参してデトロイトのダウンタウンへGo! デトロイトと言えばやはりDetroit Rock City!! アメリカ最初のランチで行ったHard Rock CafeはやはりKISSとアリス・クーパーが大きくフューチャーされていました。あとはやっぱりモータウンね。モータウンって、そもそもモータータウン(車の街)の略だったんですもんね。 この日の夜はライヴで、お夕ご飯は食べ損なうのが分かっていたので、しっかりとランチをしました。そして、治安が不安と思いながらも、HRCで「絶対中まで入って見るべき!」とオススメされたガーディアン・ビルから…→リバーウォーク→ピープルムーバー…と結構観光も楽しみました。 HRCピンにもなっているデトロイト名物(らしいw)ガーディアン・ビル。外観も茶色くて目立ちますが、オススメ通り、中も素敵でした。 1929年に建設されたという、アール・デコとネイティヴ・アメリカンを融合させたアメリカならではの美しいビルです。正面の時計はティファニー製だとか。 デトロイト・リバー沿いの公園&遊歩道=リバーウォーク。ちょうどお天気も良くなって良い感じでした。冒頭の写真は広場のハート・プラザにあったウェルカム・サイン。川の向こう岸はカナダです。あのカナダの国旗、きっと20畳くらいの大きさあるよねw そして一周約15分でデトロイトのダウンタウンを回るピープル・ムーバーに。なんとわずか75セント!安いわ〜。Pic by Aerosmica. こうして、チャチャッと観光も済ませてから、今日はGA会場なので早めに行って並ぶべく16時には会場へ向かったのでした 。21時開演なのに…(^^; デトロイトでカジノと言うと2ヶ所あるようで、その内の一つ、その名もモーターシティ・カジノへ。ライヴは巨大なカジノ施設の中にあるサウンド・ボードという会場で行われます。カジノ会場はどこも同じで、やたらくねくねとカジノ内を通り抜けてライヴ会場へ行くように造られています。目的地へ行く前に、ついフラフラ〜っとお金を使ってもらおうという作戦なんですねww でも私たちは1セントも使うことなくwライヴ会場入り口へ。この時まだ16:20あたり。すでに20人ほど並んでいました。 早速この後に続き、最初は座り込み。やがて立ち上がるように言われたのが18:00頃で、結局18:30開場で、中に入りました。 会場内は、前方がGA、後方と左右さらに2階が席。ステージは、中央に花道ならぬ単なる出っ張り(?)があり、そう、地図の城跡記号を逆さにした感じで、そこを中心に一人ずつ並んでいる状態のところに我々が二列目的に入りました。ここから20時の開演までまずは1時間半頑張るしかありません。 とはいえ、20時から始まるのはThe Sisterhood Bandで、これは私の個人的見解ですが、実に退屈(失礼!)で…w ロッド・ステュワートの娘がなぜこんなカントリー志向に?パパの影響は受けなかったのか?あ、『マギー・メイ』か…orz いやでも『マギー・メイ』はロッドのあの声だから良いわけで、女二人でこれじゃあすっかりあみん(平成世代は知らないわねw)だ…orz と、スミマセン。私は全然ダメで、苦痛以外の何物でもない30分を過ごし、さらにセットチェンジの30分を耐え抜き…やっと21時を迎えてST登場です。いやはや前座1個で良かったww 昨年の来日時の内容は、2年前の初ソロ・ライヴの延長線上にある内容でしたが、今年は内容も新たにアップグレードされた感がありました。まずは、圧倒的にエアロ・ソングが増えました❤️ やっぱりウケを狙わないとねww また、嬉しいことに(?)バンジョーが無くなり、カントリー感が薄れました。それでもバンジョーの代わりにフィドルが入り、『Dream On』のイントロにフィドルが重ねられた時には内心「さだまさしか?!」とツッコんでおりましたww だってとっても「精霊流し』みたいだったんだもんw 我々のポジションはとても良く、ステージ中央の出っ張り横にいました。手を伸ばせば届きそう。しか〜し、何度目の前に来ても全然見てくれない!てか、誰のことも見ていないんですね。ステージからジロジロと舐めるように観客の顔を一人一人見るトムとは大違いwww ああ、スティーヴンって本当に見てるようで全然見ていないんだな〜と、少し絶望的な気分になりながらも、ここまで耐えたのだから気づいてもらうまで引っ込むことは出来ません(あわよくば私は途中で後方に下がってゆっくりしたいと思っていたので(^^; ) …と、そんな時、我々がいる場所とは反対側になるステージ左側へ行ったかと思うとそっちで「エイミー、どこだ〜??」えっ?今なんて?まさか!…と思っていると今度は中央へ来てもう一度「エイミー、どこだ〜?」え〜?!ここ!ここです〜〜〜!!!と、固まって出っ張り左側にいた我々全員一斉に手を伸ばして答えると、やっと気づいてくれ、「お〜、いたか〜!!」と、前方にいたHiromiさんやAYK Smithさんの伸ばす手にタッチし、しっかり私のことも見つけてくれたのでした。そして… 「今日はわざわざ日本から大勢来てくれてるんだ。エイミーはタイヤキを持って来てくれた。タイヤキってのはブラックビーンズで出来たペーストが入った日本のお菓子で、ヘルシーだし、めっちゃ旨いんだよ!エイミー、サンキュー!!」とかなんとかデトロイトの観客に向かって話すST。観客ぽか〜んwww しかも私は「スティーヴン!ブラック・ビーンズじゃなくレッド・ビーンズです!!!」と必死www この手はBig Dさんの手ww 今回のTPでは、もともとスティーヴンの今年のソロ・ツアーではVIPが無かったので、正直に「VIP(ミート&グリート)はありません」と出してTP参加者を募集していました。それでもやはり私としてはM&Gを実現させたく画策していたのですが…出発のほんの数日前にやっと確約が取れたのでした。そこでSTに何か日本から欲しい物はあるかと尋ねたところ「タイヤキ!」という回答で…www たい焼きがそれほど数日保つわけもなく、でも実はもう10年以上前のことになりますが、やはり渡米前に「タイヤキを買って来てくれ」と頼まれたことがありました。そしてその時はしっかりと銘柄まで指定され驚いた記憶があったのですが、日本に来た時に食べる機会があり、気に入って覚えていたのでしょうか。それって全然たい焼きじゃなかったのですww どちらかと言えばどら焼きww STにとってはアンコが入っていれば何でもタイヤキなのでしょうかwww ともあれ、感心することにその銘柄を私覚えていたのでした。やった〜! とゆーわけで、この日私はそのどら焼き風和菓子持参で行き、この日はGAで我々はベスポジ確保に並ぶので会えるのは次の会場だったため、STに渡してくれるよう先にクルーにお願いしていたのでした。結果どうやらそれが無事STの手に渡り、ステージの上からお礼をしてくれたということですね。ありがたや〜❤️ Pic by Big D VIPの皆様ならご存知の通り、ファンからアーティストへの食べ物のプレゼントは禁止とされています。それを知らないファンがプレゼントしても、プロ意識の高いアーティストは決して口にすることはありません。ですから、「買って来て」なんて依頼されるのはスタッフならではのことなので、これを読んでも良い子の皆様は真似してアンコ物を買ってSTに渡そうとしないで下さいね(^^; かつて某メタルバンドで福岡へ行った時、帰る日に「これあげる。ファンに見つからないように持って帰って」と、『博多の女』(博多名物のお菓子)を3箱ももらって困ったことがありましたwww そーいえばSTも、信用出来るであろう某タニマチさんが持参した高級いちごに手をつけず、そのタニマチさんが「これ本当に美味しいんで食べて下さい」と言っても、「いや、ライヴ前はナマモノは食べないんだ。万が一のことがあったら困るからね」と言って拒否していたことがありました。そんなSTにとって、アンコ物はナマモノじゃないからOKなのかwww …と話が逸れましたが、こうしてステージから思い切り名指しで呼んで探す気だったので、その時までは一切探す気なく、全く客席を見なかったというわけだったんですね。ホント,目の前に来ても全然観客を見てくれないのだと、かなり残念に思っていた頃だったので、驚きつつもとても嬉しかったし、この時日本人集団を見つけて以降、集中的に相手してくれてとても有り難かったです。おかげで、見つけてもらったら後ろに下がろうと思っていた私も、美味し過ぎて結局最後までそこで頑張りましたwww TP参加のBig Dさんは、女性参加が多い中男性で目立つのか、前回もSTからハーモニカやサングラスなどを投げてもらったラッキー・ガイでしたが、今回も終盤でブレスレットを投げてもらったり、終いには噛んでいたガムまで!wwww 決して手ぶらでは帰らないBig Dさんですwww Your VIP GalleryのShrinesコーナーにBig Dさんの『ステージからSTが投げてくれた物』Shrine写真が掲載されていますが、もうすぐ上書きされそうですねw (その後、しっかりジップロックに入れられたSTが噛んだガムを見せてもらいましたwww) そんなこんなで、ラストは『ウォーク・ディス・ウェイ』でマイク・スタンドを振り回して終わり。全15曲中7曲エアロ・ソング。ビートルズが3曲。締めはツェッペリン。そーいえばオープニング前のSEはビートルズとポールのソロ曲。久しぶりに『愛しのヘレン』を聴いたな〜❤️ ソロということでST、100%好きなようにやっていますね❤️ 終わって、カジノ内のカフェで大きなシナモンロールを買ってw カジノでタダで水をもらってw ホテルへ戻りました。その途中、STのメイク担当クルーから「STはタイヤキ喜んで、全部一人で食べちゃったのよ!次のクリーヴランドで会おうって!!!」と、メッセージが入りました。まさか全部一人で食べたなんてあり得ないだろうとは思ったけれど、要はSTがそう伝えろと言ってくれたわけで、それは本当に有難いことです。こうしてデトロイトの日々は無事に過ぎ、翌日クリーヴランドへ向かったのでした。クリーヴランドについては、後編で。 そんな週の一本は、機内で観た『レデイ・バード』。 主人公を演じるシアーシャ・ローナンはとても好きな若手女優さんだけど、これは…私はちょっと苦手でしたorz てかホント、こんな娘がいる親は大変だなと思うわけです。 ダメ夫とダメ娘を持つほとんどシングルマザー的な看護師の母親が、それはもうとっても大変そうで。それでもそのダメ夫が性格が良くて全く憎めない。が、娘の方はと言えば、私だったらもう突き放してしまうな〜と思うくらい自分勝手なのだけど、そこはやはり突き放せない。母の愛ってことですね。 救いとなるのは、終盤やっとダメ娘が物事分かってきた兆しが見えること。「こうして若者は成長していくんです」的な?でも私はちょっとこの手は好きではありません。だいたい、中学・高校あたりでいわゆる不良と言われる行動をしていた子たちが、ほんの5-6年経つと早くも結婚し子供を持ったりして、いつの間にか世間に「立派にやってる」と言われるようになっているのです。あれ?そーなの?って取り残された気分になったのを覚えています…。 ま、そんな随分昔のちょっと切ない気持ちを思い出してしまったなwww タイトルの『レディ』=大人の女性、『バード』=女の子で、その両方のハザマにいるってことなのだろうけど、自分でそー呼んで!と言うのも子供っぽ過ぎて、てか、まんま子供なのだけど…ww あ〜、面倒くさい!!ww さて、ヘロヘロに暑くて汗ダクになったデトロイト&クリーヴランドから戻ったら日本も暑い…orz と私が文句を言ったからか(違うw)全国的に大雨に台風?皆様、お気をつけてお過ごし下さいね!次週は後編、クリーヴランド編です。ではまた来週!