Amy's This Week

2022.07

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2022.07.25

7/18-24, 2022 鎌倉殿の鎌倉と、『リコリス・ピザ』

暑いですね〜。東京の新型コロナ新規感染者数が爆上がりの中、酷暑に参ってまたまた定期検診の病院くらいしかお出掛け出来ず。雨は嫌だけど、この時期は雨が降りそう…?な曇りの日がベストですね。少し前になりますが、ちょうどそんなタイミングで行けた鎌倉について書きますね。

昔から海外の友人が来るたびに案内していた鎌倉は、東京から日帰りするにはちょうど良いところで、今まで一体何度訪れたか分かりません。が、もう大体お気に入りのコースが決まっているので、いつも同じ所に行くようになっていました。それは北鎌倉駅で降りて建長寺。境内をたっぷり見てから奥の奥にある半蔵坊まで登り、海や運が良ければ富士山を楽しみ、その後鶴岡八幡宮へ脇から入り、お参りをして、真っ直ぐ段葛をくだって駅へ。周辺で食事をしたら江ノ電で長谷駅まで行って大仏へ…。大体この辺で夕方になり帰るというパターンです。

鎌倉駅から江ノ電には乗らず、徒歩で銭洗弁天へ行き、さらにそこから歩いて大仏というパターンBもあります。が、今年のNHK大河『鎌倉殿の13人』を観て、ふと鎌倉殿の鎌倉なのに頼朝のお墓とか行ったことなかったな〜と気づきました。それにちょうど今は鶴岡八幡宮に大河ドラマ館が出来ているとか。それならいつもとは違うルートで行きましょう!

ということで、ドラマが始まって以来初めての鎌倉へ行きました。おお〜っ!駅構内からドラマ仕様!これは期待が高まります!

いつもの北鎌倉で降りるパターンではなく鎌倉駅からスタートです。ところでこの駅舎の駅名。知らない人が見たら『熊倉駅』って読めません?私は何度見ても熊倉としか見えませんww

いつもは鶴岡八幡から逆順で歩いてしまう段葛を、もしかして初めて?な感じでこちらから。昨年来た時は、この大きな狛犬ちゃんたちが巨大なオシメ(!)みたいなマスクをしていたのに、取れていましたねw

そんな段葛の入り口には、頼朝の妻政子が安産祈願で作ったこと、その時に北条時政(パパ!)も石を運んだこと…などが記されていました。いつも逆から歩いていたので気付かなかったんですねw 初めて知り感動!

タイミングよく空いててほとんど貸切状態。ラッキーでした。

空いている段葛を散策しながら、ふと左を見て気づいた鳩サブレ屋さんの模様。こちらも今まで気付いていませんでした。鳩サブレって紅茶に浸しながら頂くと美味しいですよね。

鶴岡八幡の正面に到着。前を行く方、帽子を取らずに鳥居をくぐって行きましたね〜苦笑。ここはしっかり帽子をとって、一礼して、通らせて頂きますよ。

左側の平家池。一面の蓮が見事でした。

そして反対側の源氏池。こちらの方が綺麗なのは当然?w 東屋を奥に見て、蓮の花が見事でした。蓮ってこんなに茎が長いのね。

…と蓮池を楽しんでいたら、大河ドラマ館がありました!日時指定券優先なので、枠が余っている時だけ予約なしで入館出来るようでしたが、この日は予約無しでOKでした。良かった!

入った瞬間圧倒されたこの迫力。このビジュアル、カッコ良いですよね。撮影時は周囲に扇風機を並べたのかなw 主演の小栗旬は、もちろんプロだし、主役を張るくらいなので演技その他大変な努力をしているのだと思いますが、素朴に凄いと思ったのが食事シーン。ドラマ内では右手でお箸を持っていますよね。本来この人は左利きなのに。もちろん、北条義時は右手でお箸を持っていたからでしょうが、そう簡単に出来ることではないですよ。きちんとご飯を挟んでいて、さすがと驚きました。

多くの登場人物のたぶん等身大のパネルがありました。取り敢えずこの二人は押さえておきましょうw 義時が義村を頼りにしていたり、そんな義時をさりげなくフォローする義村と、この二人の友情というか関係性が良い感じです。今のところはw

おお〜!これを見つけた時は思わず声が出てしまいましたw 大好きな和田さんの書状です。そういえば上総広常も「戦さばかりで文字を学ぶ暇がなかった」と言っていたし、この時代の武士はまだまだ文字や文章を書くことが苦手な人がいたんですね。それにしても、文章で表すよりも早いと絵を描いてしまうところが和田さんらしいw って、これ史実にもあるのかな?

このシーンも覚えていました。この大きさがバラバラな木札が、妙にリアルですよね。

そして、義経か〜涙。この衣装、もうお役御免なので展示されてるんですね。それにしても重そ〜!

…と、もろもろたっぷり写真を撮ったり、ビデオ映像を観たりと楽しんでからドラマ館の裏に出ると、そこにも蓮池がありました。今が蓮のオンシーズンなのかな。ここまで蓮がガッツリしていると、モネの蓮池の情緒はありませんねw

こちらには白い花が。

さて、超久しぶりに正面からお参りに行きます。いつも北鎌から来て、本殿脇からショートカットしていましたからねw

ちょうど時期だったので、七夕飾りが綺麗です。そういえば、この時期来たのは初めてかもしれません。すぐ裏が山なところが鎌倉らしくて良いですね。

「七夕の夜、7枚の梶の葉に詩歌を描いて織姫星を祭った」…と歳時記にあるので七夕仕様の梶の葉型絵馬だそうです。残念だったのは、このそばに本物の梶の木があると後で知ったこと。この珍しい形の葉っぱを実際に見てみたかったです。

正面の階段(男坂?)から登って無事にお参りをしてから、脇のゆるやかな階段(女坂?)から降りました。そこにあった見事な老木です。

そこから頼朝のお墓に向かおうとしたら、ちょうど畠山さんのお屋敷趾に出ました。おおっ!こんなところに。以前武蔵嵐山に行った時、ご当地の御家人畠山さんで盛り上がっていました。そんな名産店でスタッフさんに「畠山さんが御家人の中で一番イケメンですよね!」と言ったら「そうなんですが、出番は8月までなんですよ〜」とネタバレされてしまったのでしたwww あと一ヶ月か〜w

いよいよお墓に向かいます。

その途中にあった懐かしいポスト。

お墓へ向かう道。いかにも鎌倉の小道…という感じの趣がありました。

綺麗な看板が建っていました。やはりNHK大河のパワーは大きいのですね。

蝉の鳴き声しか聞こえない中、階段を登って行きます。

ここですか〜。手を合わせて来ました。

さてこのお墓の右脇に、こんな看板があって見入りました。この歳の離れた弟についてはドラマでは描かれていなかったと思います。835年の時を経て、お墓の土と石を交換して再会させたとは素敵な話だし、ドラマのずっと前のことでもやはり頼朝さんは愛されているということですね。

その脇にある法華堂跡の碑です。実際は、かつてここにあった法華堂に頼朝のお墓があったということらしいです。

それがここ。

そして一旦下に降り、1-2分進むとまた登る階段があります。こちらの階段は落ち葉が多く、頼朝のお墓へ続く階段よりは通る人が少ないように見えました。

ここを登ると、義時の法華堂跡だったのでした。

こちらの方が面積は広かったですけどねw もちろん800年前は違ったのかもしれませんが。ドラマファンとしては、『跡地』というだけではなく、小さくても義時のお墓があれば嬉しかったのですが…仕方ない。歴史を捏造するわけにはいきませんねw

ちょっと嬉しかったのは、この跡地の片隅に、『三浦氏が供養されているやぐら』という場所があったことです。

中を覗いてみるとお供えやお花がたくさん。これはドラマで義村ファンになった人たちも来ているということでしょうか。義時に対しても、こんな風にお花をお供えしたいところですよね。ん、そんな気持ちもここに一緒に込められているのかも?

ということで、満足して降りて来ました。するとちょうどそこに比企の屋敷跡が!

ドラマも最近になると、比企氏はかなりビミョーですよねw これから滅びに向かって真っしぐらというところでしょうか。まあ、このドラマは結局ほぼ全員がどんどんいなくなってしまうので、仕方ないのでしょうねw だいぶ疲れて来たので、境内にまでは入りませんでした。

わりと思っていたよりコンパクトな範囲で充実の観光をすることが出来、大満足でした。気付けばドラマも後半突入。つい最近になって、『鎌倉殿の13人』というタイトルの鎌倉殿が、頼朝を指していたのではなかったと判って愕然としたところですww 13人だって「誰?」とずっと悩んでいたのに、半年以上経ってやっと判明するなんてw とにかく今後の展開も楽しみです。

なんて考えながら駅に向かう途中、出会った鎌倉のにゃんがこちら❤️ 

 

そんな週の一本は、『リコリス・ピザ』です。

アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞というメジャー部門でノミネートされていたので、物凄く楽しみにしていました!

リコリス・ピザとは、実際あったらめちゃくちゃマズそうですがw そうではなく、70年代にカリフォルニアにあったレコードショップチェーンの名前だとか。きっと当時カリフォルニアで青春を送った人々には、思い切り胸キュンな名前なのでしょうね。私たちにとってのジャクベやアンミラみたいにww

内容はもちろん思い切り70年代の青春モノ。たぶんその地域、その年代の人たちにとっては、登場人物や時代背景など、堪らなくツボなんだと思います。なんならアカデミー会員もドンピシャだったりして。私には、ラストで二人が映画館の前で出逢う時、そこで上映されていたのが『007 死ぬのは奴ら』だったことくらいしか、時代を感じられるところはありませんでした。残念!

それでも、男子が10歳年下の恋愛モノとして郷敦くんの『プロミス・シンデレラ』みたいで良かったです。あちらは28歳と18歳、こちらは25歳と15歳。15歳?!と驚いてしまうけれど、そこはアメリカ人なので体デカくて貫禄あるので同じようw まあ、このあと二人がお付き合いしたとしても、結婚に至るかどうかはビミョー。それでも、いえだからこそ、この時ならではの熱い思いや楽しさが懐かしくて堪らないのですよね。って大人が微笑ましい気持ちで観る作品でした。

 

この週久しぶりに観た『アメトーク』は2時間の『ダチョウ倶楽部を考えようSP』でした。凄く良かったです!涙。これまた録画消せないです!竜ちゃん、本当に愛されていましたね。いえ、今も愛していますよ!