Amy's This Week

2020.08

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2020.08.24

8/17-23, 2020 ドレス・コード?展と、『ハニー・ボーイ』

暑いですねぇ〜!!いやもう、マスクをして歩くとさらに暑く、呼吸が苦しくなり、呼吸に合わせてマスクがぴょこぴょこ出たり入ったりするのが恥ずかしくてマスクの下部分を時々浮かしてみたり…ww マスクし始めの3月頃は、密着感が心地良い立体型が好きだったのですが、今はなるべく密着感のない大き目のプリーツ型にしています。見慣れてきたら良いなと思えた黒いマスクも、暑い時期は無理だわ(^^;

そんな中、生まれて初めての東京オペラシティに行ってきましたよ。『ドレス・コード?』展です。

少し早めに着いたので置かれていたチラシを見ると、クラシック系のコンサートばかりw 友人と共に「これじゃあ来たことあるわけないねww」とひと笑いしたところで、指定時間になりました。

コロナ禍で、どうしても美術展は浮世絵関連が多くなるので、かなり新鮮な気分で来たドレス・コード?展。日頃ファッションには疎いんですが、観るのは好きです。最近はテレビで『プロジェクト・ランウェイ』を観ていて、参加者たちの才能に毎回感嘆しています。絶対に自分には縁の無い世界だからこそ、覗き見的な興味で惹かれるのかなw

サブ・タイトルに『着る人たちのゲーム』とあります。服装とはその日のお天気、気分、行く場所、会う相手…などで無意識のうちに選んでいますよね。そうか、これはゲームだったのか…と、自分で思ったわけではなかったけれど、ゲーム感覚で選ぶ人、作る人がファッション界をリードしているのね!と、分かった気がしました。また制服でもないのに、自分の所属するグループ?興味ある世界?に沿った服装をすることは、無意識ながら仲間同士のコード発信をするゲームだというのには、なるほどと深く納得。自分の好きなアーティストのTシャツを着た人がいたら、絶対に好感を抱きますもんねwww

多くの展示の中で数点のみ撮影OKだったので、もちろんOKモノは全撮りしましたw まずは漫画『イノサン』と『イノサン・ルージュ』とのコラボ作品。これは死刑執行人のマリー・ジョセフ・サンソン。漫画だとカッコ良いのに、実際の衣装は太って見えるのは残念だな〜w

同じく『イノサン』&『イノサン・ルージュ』からマリー・アントワネット。こちらは漫画との違和感なし!いや〜、生地そのものから、造り、刺繍…などなど、これでもかのデコドレス。見入ってしまいました。そしてこの衣装を見て分かったのは、スカートを膨らませたのは、ウエストを細く見せるためだったのね!

出た〜!ポスターにもなった高橋真琴の夢見る少女がドーン!なドレス。なんと、私でも知っている川久保玲=コムデギャルソン作でした。コムデギャルソンのアートとコラボな作品は、どれも撮影OK。そりゃあやっぱり、インスタ映えしますからね!にしてもこの感覚。凄いわ〜!

前から見てもこのインパクト。プリントだけで十分な迫力なのに、この凝ったデザインはどうなっているの?着物風ジャケットを羽織っているのか、全体で1着のドレスなのか、全く分かりませんでしたw 触って、あちこちめくってみたかったwww

友人が思わず「うわ〜、アルチンボルドだぁ」と声を出した、これもまたド迫力なコムデギャルソン。コムデの川久保玲さんってモノトーンなイメージがあったので、全くイメージが覆りました。幼稚な言い方をしてしまうけれど、スゴイ人って何をやってもスゴイんですねw

アルチンボルドの『ウェルトゥムヌス』と、アブラハム・ミグノンの静物画とを合わせたそう。

後ろ姿はちょっと実用性ある?と思ってしまったのは、ここへ来て私の感覚もオカシクなって来た証拠ww

一番川久保玲さんっぽい色合いでホッとした(?)こちらは、雪村(せっそん)の墨絵だそうです。横から見たらめちゃくちゃカッコ良い!と思いましたが…

正面は、ん?水着?ロンパース?www なんか、絶対に他とは違うモノ、意表をつくモノを創りたい!という、デザイナーの魂=根性を見た気がしましたw

…と、写真は以上です。トレンチコートをモチーフにしたドレス群は素晴らしかったな〜。シャネルやグッチ、ヴィトンなどのブランドドレスコーナーでは贅沢をした気分になったし、後半の市井の人々のスナップ写真がたくさん並ぶコーナーでは、それぞれ同じ縛り(Tシャツのデザインとか、同じようなコートとか…)で集めてあり、とても楽しく見ました。本当にファッションって面白い!

最後のコーナーでは、ヤンキー、ジュリアナ、ロリ…その他いろいろ独特なファッションの人々特集もあって、ファッションというより、それぞれの人々の生き様を見た感じ。非常に興味深かったです。そして思ったのは、ああ、私はファッション的には本当にごくフツーに生きてきたんだな〜ということww ロック特集はなかったしねww

…と、たっぷりとファッションを堪能して、ファッションはアートだと再確認したドレス・コード?展。最初は「どんなものかな?」と思っていましたが、思いの外楽しみました!コロナのせいで会期が順延となり、8月いっぱいやっています。詳細はコチラ。
https://www.kci.or.jp/special/exhibitions2019/index.html#access

事前予約制なので、とてもゆったりと楽しめますよ。予約はこちらから。
https://www.e-tix.jp/tocag/

そしてせっかく初めてオペラシティに来たのだからと、同じビル内でインド&タイ料理レストランで食事をして帰って来ました。私はパッタイとグリーンカレーのセットにしたので、どちらもタイでしたがw 暑い時は、エスニック料理が食べたくなりますよね!

 

この週はもぉホントどこも暑かったです。まったく、外でお仕事をされている方々には頭が上がりません!どうか皆様、熱中症にはお気をつけて〜!!と、そんな週の一本は、『ハニー・ボーイ』です。 タイトルと可愛らしい子役のポスターだけで観てみたら…。『トランスフォーマー』シリーズや『インディ・ジョーンズ』などで可愛い子役?若手?だったシャイア・ラブーフ。が、その後すっかりトラブルメイカーなニュースが続き、がっかりし、すっかり忘れていたら、彼自身が脚本を書いた自伝作品でした。

親は選ぶことが出来ませんからね(涙)。子供時代のシーンでは本当に可哀想と、観ていて息苦しくなるほどでした。そんなシャイア・ラブーフが、自ら父親役になることを条件に映画化されたというのですから、彼は、虐待親を演じることでトラウマを乗り越えたのでしょうか。本当に、どうしようもない父親でした。

鑑賞後思ったのは、三浦春馬も性格悪く育っていたら、亡くなることはなかったのではないかということです。つまり、悪さをすることで発散出来ていれば…良かったのに。メイデンの曲にも、インギーの曲にもありますよね。『Only The Good Die Young』と…。涙

あまり楽しかった、面白かった、と言える作品ではありませんでしたが、一つ、嬉しかったこと。大人になったハニーボーイをカウンセリングする医者の役が、あの声!「シンデ・ファッキン・レラ!!」と『プリティ・ウーマン』で叫んだ友人キット役のローラ・サン・ジャコモだったことです。声で分かりましたww 『プリティ・ウーマン』はちょうど今から30年前公開でしたね。この30年、いろいろあったけれど元気に中年女性になっていて、あ〜、私も頑張ろう!と思えましたww

 

8月20日は父の命日で、週末にはお墓まいりに行きました。気づけば8月もあと1週間。早いですね、と言うより、(コロナが)長いですね、という感じ。一体いつまで続くんでしょう。ともあれ今はたくさん水分を摂って、皆様、健康に夏を乗り切りましょうね!!