Amy's This Week

2009.02

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2009.02.15

2/9-15, 2009 週報

ずっと追われていた仕事が、遂にこの週無事ゴールした。良かった〜。すっかりそれを見込んで予定突っ込んでいたのでww  てか、もうにんじんブラ下げないと頑張れないのよ、私。

まずはコールドプレイ@埼スパ行って来ました〜♪ 一緒に行った友人はなんと10年前からのファンだったんですが、私はちょうど去年の今頃、ジョーのソロ・ライヴを観にアメリカ行った時に、TVでめちゃ『Viva La Vida』ヘヴィロテCMが流れていて、いきおい猛ファンになったのでした。帰ってきて、クリスが何かのインタビューで「ビートルズの『エリナー・リグビー』にインスパイアされて作った曲」と言っていたのもポイント高かった♪ アレはポールの曲だもん♪

ってことで、やはり旬でしたね〜!盛り上がりが半端ありませんでしたよ。軟弱な私は何が何でもReserved Seatじゃなきゃ嫌なんで、2Fスタンドを取って頂いたんですが、開演前にアリーナ見下ろして驚愕!アレはいつだったかな〜?エアロが全米ツアーで、クワガタ型の花道を作っていたのはww まさにあんな感じの花道が左右に2本出てたんですよ。そして、奥行きのある埼スパのアリーナに合わせて花道伸ばしているから、ステージからものすご〜い急傾斜で下りてくる感じ。STなら絶対「傾斜キツ過ぎる!!」って怒るところだわ(^^;なんて、考えたりww

GA(オールスタンディング)のアリーナは隙間無くびっしり。みんな、ステージ観えるのかしらん?(汗)でもさすが旬なバンド。ステージ・プロダクション制作時には既にグラミーのノミネートもされていただろうし、今のアルバム『Viva La Vida』も売れまくっていたから、マア、プロダクション超お金かけてました!全曲独自の特効使用していて、よくぞ銀テープが出なかった!って思ったもんww 花道先端でアコースティック3人セッションやったかと思うと、クリスが座ってオルガンで一人プレイしたり、アリーナ全体に巨大なバルーンをいくつも飛ばしてみたり、天井からいくつもブラさがる大きな球体は風船?と思っていたら、なんと球状スクリーンで、アレにはびっくり。初めて見た。

そして、バンド全員がステージから下りたと思ったら、アルーナ後方に第二ステージがあって、そっちで数曲セッション。前回のソロ・ライヴは1時間そこそこだったとゆー前知識で臨んでいたらとんでもない!超充実の1時間40分でした。前座はいらんかったけどね!てか、知ってたら、ゆっくり行ったわ(怒)。

だいたい私が好きになるバンドとゆーのは、ドラムスかベースか、ギターか、とまれヴォーカル以外にめさ光る人がいるバンドです。エアロは言わずもがなですが(^^; 通常それがリズム隊となると、当然だけどそのバンドのサウンドがかなり引き締まります。(意外でしょーが、ここ10年くらいのポール・マッカートニーのバンドもドラムスが良いからライヴ・サウンドが良いのだ。達郎は当然、ベースがスゴイんだよ!)でもって、コールドプレイの場合は、なんたってドラムスのウィル・チャンピオンが、マジ、チャンピオンな仕事してますね〜〜!!この人なんでも出来るしね!クリスはウィルを大切にしなくちゃだよ〜。『Viva La Vida』の時は、ステージ中央に出て仁王立ちしてティンパニーを叩くんだけど、それがもうカッコ良かったわ。ああ、バンドの要だな、って思ったわ。

ってことで、わざわざ遠い埼スパまで行った甲斐のあるライヴを堪能した週に、映画は2本。まず『チェ 28歳の革命』。スイマセン、つまんなかった(爆)。私は特にこの人に対しての思い入れが無いんで、全然ダメだったわ。スペイン後で演説されてもね。ってことでもう『チェ39歳別れの手紙』は観ないわ。

2本目は『ベンジャミン・バトン』、こっちはなんたって今年アカデミー最有力候補でしょ♪ ブラピもいーんだけど、私はケイト・ブランシェットが大好きなのでマジ期待の1本だった。2時間47分ですよ。でも、全然眠くならなかったし、長く感じなかった。まず、これを観る前に心構えしとかなきゃなんないのは、これはファンタジーだってこと。『ハリー・ポッター』とか、『ロード・オブ・ザ・リング』とかと同じレベルで、「なぜ?」って考えて観てしまってはダメってこと。ファンタジーをファンタジーとして受け止めて観ることが出来れば、「永遠というものはないのだ」というテーマに涙が止まらなくなる。オトナの美しくも哀しいファンタジーです。以下、ネタバレあり。嫌な人は読まないでね。

ブラピのジジイからツルンツルン17歳くらいの青春特殊メイクのみならず、ケイトの劇的ババアまで(口悪くてスイマセン!)ハリウッドの特殊メイク&CGはもちろんスゴイ。でもやっぱり泣けたな〜。そのツルンツルンぴかぴかの17歳ブラピが、容姿に反して頭ん中は思いやり、深い愛情、分別すべてを備えている老人で、切な〜く哀しい目で年老いてしまった恋人を見つめる瞳には、そりゃあもう大感動。こちらも涙溢れて、ブラピの切ない瞳が涙に霞んでしまうわけですよ。でもやっぱり女として、自分が老けてしまいしわ深くなっているのに、恋人がツルツルピカピカなのは猛烈に哀しいわけで。でも、その後痴ホウになっていく子供姿の元恋人を、おばあちゃんになった彼女が心からの愛情をもって世話していく様は、ああ、もう思い出すだけで泣けてくる。ファンタジーながら、どっちの気持ちにも入り込んでしまって、胸がきゅ〜んとなるよ。ああ〜、私は、私の周囲の人は、普通に年老いていく人間で良かった〜なんて、つくづく思っちゃったわww 2時間以上の作品で、もう一度観てもいいと思える、さすがアカデミー最有力候補でした。

去年のアカデミー賞は『ノー・カントリー』やら『ゼア・ウィル・ビ・ブラッド』やら『スウィーニー・トッド』やら、なんだか暗い作品が多かったからね〜。アカデミー協会も、今年はファンタジーを求めてるんだと思うわ。さて、今年はどうなることでしょ?1週間後の発表が楽しみ!司会はヒュー・ジャクマンよ♪