Amy's This Week

2019.09

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2019.09.05

8/26-9/1,2019 Deuces Are Wild East Coast Run TP 前編と、『ロケットマン』

ただいまです!Vegas Residencyから場所をイースト・コーストに移したAerosmithのDeuces Are Wild。3ヶ所での実施の中、もちろん、TPに選んだのは地元マサチューセッツ州公演。参加者3名様という超VIPトラベルでした❤️

TPレポ前半では2回堪能したライヴの1本目と、中2日あったフリーデイの1日目までについてです。今年のAerosmith Deuces Are Wildは、年間を通じてカジノ・チェーンのMGMがスポンサーです。その為、公演はどこもMGMカジノが会場。地元マサチューセッツ州公演も、昨年オープンしたばかりのMGMスプリングフィールドでした。

到着したのはすでに夜だったので、実質1日目がライヴ1本目でした。まずは穏やかな街を散策して、5連泊するので水その他の買い出しに出ました。どんな事にも良いところと悪いところがあります。派手なヴェガスと違いこちらは地味な街ながら、ホテルは冷蔵庫に電子レンジまであり。5連泊をたっぷり快適に過ごせました。

その後、まだ出来て1年だというMGMスプリングフィールドへ。このMGMカジノは、ヴェガスのようにライヴ会場を内包しておらず、ライヴ会場は道を挟んだマス・ミューチャル・センターという大きなアリーナです。ちなみに、TP宿泊ホテルはその楽屋口の目の前で、部屋からバンドの出入りが見下ろせるというwww とにかく会場、カジノ、宿泊ホテルの3ヶ所が全て徒歩1〜2分以内に揃った便利なロケーションでした。街の広場で記念撮影(皆様、顔出しOKありがとうございます)。真ん中の女性の帽子を覚えておいて!!

カジノに入ったのが午前11時頃で、まだランチには少し早かったので、せっかく来たのだから少しだけカジノ挑戦しましょうか、となりました。そしてつい「100ドル以上勝ったら全員のランチおごりねw」なんて言ってしまった私。なんとその本人が200ドル以上勝ってしまったんですね〜www という事で、ランチは私持ちw これは幸先良さそうですwww

スプリングフィールドという街はかなり内陸にあるのですが、それは日本人感覚でした。海に面したマサチューセッツ州。名物と言えばロブスター。MGMスプリングフィールドにも見事なロブスター・ロールがありましたよ❤️ そこでランチはマサチューセッツを味わうべく、全員でホット・ロブスター・ロールを頂きました。美味しかった〜!

一度ホテルに戻り支度をしていざ、この日はVIP参加です。細かい事は書きませんが、今回は事前にちょっとしたゴタゴタがあり(いつもかも?w)、でも怒っても仕方ないと着地点を見つけて対応していました。すると意外にも?「いろいろごめんね」と言われ、なんと私もVIPグッズを頂いちゃいました。6月のヴェガスでVIPの皆様のグッズを「重そうね〜」なんて他人事として見ていたのにww ホント重い!でもやはり頂いてみると嬉しいものですねww パスも可愛いしね❤️

そして皆様、M&Gタイム。それぞれの皆様のM&G写真はサイトの内緒ギャラリー(ww)に掲載されると思いますが、ここでは今回我々だけ特別に実現となった「よく来たね❤️」2回目M&Gでのグループ・ショットですw

そしてライヴ。この日私はFOHから観たので、オープニング映像を初めてしっかり見ることが出来ました。嬉しかったウェインズ・ワールドのシーンは知っていたけれど、アンカレッジも登場していたんですね!

週報をお読みの皆様はご存知のように、私は映画ファンでもあるので、実は今年のエアロ・ライヴのオープニングで一番好きなシーンはこれ。大きなシアターでの映画のオープニングと同じTHXのロゴと、あのサウンドです!おお〜!これから素晴らしい音響で始まるよ〜!ってゾクゾクしますよね❤️

セットリストはかなり変わり、私としては『ママキン』『サドル』が消えたのが悲しいけれど、『リッチ』は好きだし、『ミス・ア・シング』が消えたのも嬉しいww それよりも、East Coast Runからの一番の変化はジョーイがいない事ですね。East Coast Run前のリハで足首を捻ってしまったそうで、当初初日だけのようなアナウンスがありましたが、大事をとったのでしょう。結局East Coast Run公演は全てお休みとなりました。その代わりを務めたのは、ジョーイのテク・クルー、ジョン・ダグラス(JD)で、彼がまた良い音を出すんです❤️ 大体テク・クルーって誰もが良い腕しているんですよね。でなきゃ、ミュージシャンが彼らの言いなりになって彼らのセットした楽器を使うわけありませんからw そんなわけで、ジョーイはお休みでしたがサウンドは燃えていましたよ。

翌日は、せっかくのマサチューセッツなのだからと終日ボストン観光です。今回はとても詳細を書けない非常にExclusiveな内容の終日ツアーでwww 最近のTPに参加された皆様ならご想像つくでしょうかww スミマセンww で、書ける事といえば、今回はこんな楽しい事もしてみました。1325 Commonwealth Ave. Tを着て1325 Commonwealth Ave.に立つ…ってね。ハイ、ド〜ン!

最後は最近恒例になっているトレイダー・ジョーズでのお買い物。水以外のエコに大雑把なヴェガスでは紙袋に入れてくれたのに、エコにうるさいボストンでは当然、買ったエコバッグはエコバッグに入れなさい、とw 土地柄が分かるのは、エコバッグのデザインだけではありませんね。

というわけで、East Coast Run TP前半はここまでです。So far So good. 次回はフリーデイ2日目から、2本目のライヴ日についてです。

 

そんな週の一本は、『ロケットマン』。

同じ監督、同じマネージャー、同じゲイ…などからよく『ボーラプ』と比較されるようですが、こちらはミュージカルでした。え?とちょっとびっくりw 日頃から私はギターサウンドが好きだし、音の好みは圧倒的にエルトン・ジョンよりクイーンなので、こちらは知らない曲もかなりあって(^^; それでも、映画ファンとしてしっかり比較してみました。

…とその前に。音楽ファンの皆様、よく音楽ファンではない人から「なんで同じ人(バンド)のコンサートに何度も行くの?」と訊かれることはありませんか?それは、音楽ファンでなければ理解出来ないでしょうね。気に入った音楽は、レコードで、CDで、iPodで、iPhoneで、何度も何度も聴くものです。それは偏に好きだから。楽しいから。だからそれがライヴになってももちろん同じで、何度も聴いて耳に、体に、染み付いたあの記憶の音、声が、今目の前で再現されて身体中で感じることが出来るのですから、これほど楽しいことはありません。(記憶との照会だから、アレンジし過ぎはダメだけどw)楽しいんだから、ディズニーランドと同じ、何度でも行きたい。だから、『ボーラプ』も何度でも観たいのです。

で、この『ロケットマン』。『キングスマン』のタロン・エジャートンはとても上手で、ラミとは違い、自らが演技しながら歌ってもいます。それは凄い。が…、これが違うんだな。記憶にあるエルトンの声ではないわけです。だから、多分オリジナルの声の記憶の無い若い人たちには、評判良い作品となったと思います。だって確かに、タロンの演技も歌も上手だから。

でも、耳の奥にオリジナルの記憶のある世代には、どうしても入り込めないのです。私だって発売当初から知っている曲はそうないのだけどw さすがに大ヒット連続のエルトンですから、何度も何度も聴いています。私は『ダニエル』が大好きで、初めて知った時は『エルトン・ジョン』の『ダニエル』という曲なのか、『ダニエル』という人の『エルトン・ジョン』という曲なのか分からなかったっけww でも映画『ロケットマン』での『ダニエル』の扱いはほんのちょっとで残念でした。それはさておき…w

知らない曲もあったと書きましたが、もちろん『ユア・ソング』や『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』、『サタデーナイト』、『クロコダイル・ロック』などは知っていて大好きです。だからこそ、わずかに異なる声、わずかに異なる歌い方に、どうしても入り込めず残念でした。またそれぞれのライヴ・シーンの短さも、音楽シーンを楽しむためにシアターでもう一度観たい、と思わせるには至りませんでした。

…と、以上は音楽ファンとしての不満です。でも映画作品としては、エルトンの苦悩が深く伝わり良かったです。彼が傲慢になったのも、衣装がどんどん派手になったのも、全て愛の欠落からくる反動だったと理解出来たし、バーニー・トーピンとの共作だったことは知っていても、どうしてもエルトンが歌っているので主語はエルトンだと思っていた曲(『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』ね)が、そうか、歌詞はバーニーが書いたんだもの。バーニーの気持ちだったのね!と、初めて歌詞が理解出来た終盤のシーンは最高でした。

頭にきたのはジョン・リードですよね!『ボーラプ』ではとばっちりでフレディーにクビにされて少し同情していたのに、もう全然同情なんてするんじゃなかった!(苦笑) 『ロケットマン』を先に観ていたら、フレディーは自分が相手するのが面倒だからポールを当てがっただけ?なんて思ったわ(爆)。でも、もしかしたら、ビジネスとして大成功するマネージャーというのは、こういうキタナイ人なのかもしれないですね…。

しかも!さらに頭にきたのは、ジョン・リード役があの実写版『シンデレラ』の王子様じゃないですか!(涙)やめてぇ〜!!!

とまあ、私にとっては悲喜こもごもな作品でしたが、帰宅して、もう一度私が一番好きな『ダニエル』を歌詞を見ながら聴いてみました。そう、これはバーニーの気持ちだったんですね。私は長年てっきりエルトンが片思いしている年上のどこかの男性かと思っていましたよwww「僕より年上」そう、エルトンの方が少し年上だし、エルトンは海外を飛び回ってツアーをしていたし。それが分かると、エルトンが派手なパフォーマンスをしつつも傷ついた心を持っていることを思いやっている内容で、また友が自分を思いやってくれている気持ちを自ら歌っているエルトン…素晴らしい共作コンビじゃないですか!なんだか涙が出そうでした。

もしかしたら「何を今さら」ですか?30年遅い!とか、言われちゃうのかな?ww だから〜、私はあまりエルトン・ジョンは詳しくないんだってばw でも、そんな大ヒット曲しか知らなかったようなウス〜いファンにもよりエルトン・ジョンを理解させたこの作品は、だから非常に素晴らしいのだと思いました。