Amy's This Week

2023.09

15
2023.09.15

9/4-10, 2023 『VIVANT』第9話と、『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』

またもや『VIVANT』ですw だって他にこれほど印象に残っていることがない週だったんだもの。あああと1回で終わるなんて信じられない。どうしようw

いきなり話を飛ばしますが、『VIVANT』ってめっちゃ出演者のCMが流れますよね。黒須はアタックで白さを自慢しているし、ベキは水道修理しているし(本職の森末さんはバックでただのお家の人になってるw)、あと歯槽膿漏予防も訴えてたし、 薫先生は「いつもと同じじゃなかったりするし」ってことだし、ノコルはパズドラしてるし、さらにこの週からは乃木さんが丸菱ならぬ丸紅(こっちが本家だけどw)でキングキドラと戦うなんてw もうただでさえテンポの速いドラマで追いつくのに必死なのに、CMとの頭の切り替えが追いつきませんwww 振り回さないで〜w

そんなわけで相変わらず何度も見返すことになるのですが、第9話はついにベキの回になっていましたね!いや役所広司さんが素晴らしい役者さんなのは日本人なら誰もが認めるところでしょうが(私は特に映画『関ヶ原』での徳川家康が好きです!)、改めてその表情の振り幅の素晴らしさったら!(逆に、だから今の大河『徳川家康』に入り込めないのだと改めて実感しましたw)

そこでベキの様々な表情を拾ってみたいと思います。その前にまずは三度(みたび)のお赤飯。どうしても食べたくなって、私もついにこの週お赤飯を戴きましたよw

約40年ぶりのお赤飯を目をつぶって堪能するベキ。フワ〜っとかつて日本で食べたお赤飯の味が蘇ったのでしょうね。そしてあ〜これこれと。

そして「旨い」とこの笑顔。良い表情だぁ〜!

お前たちもも食べなさいと促すけれど他の3人はバルカ人。懐かしいも何もないし、ノコルは存在自体が面白くない乃木の作った料理なんて食べたくない。でもお父さんに言われ嫌々一口…。

ん?この時のニノの表情って何か意味がありますか?ちょっと複雑でした。人は嫌いだけどその人の作った料理は美味しい、けれどいやいや絶対美味しいとか言うのあり得ないし、って感じ?私は特にニノのファンではないけれど彼の演技力は凄いと思います。さすがイーストウッド監督に認められただけのことがありますよ。また「まずい」と言うニノに対して「無理しちゃって〜w」とでも言っているようなベキのおどける笑顔がとてもチャーミングでした。

この後、フローライトが眠る土地を買うための資金調達で乃木さんが株の信用取引をします。ここで不意に私の好きなモロさんが登場しましたw 「私も乗っちゃおっかな〜」とニヤけるモロさんの表情、良いですね〜w 私が驚いたのは、そんな彼が大声で「え?10億円?」と言ったのに証券会社の人々が微動だにせず自分の仕事を続けていたことです。あの「ブルーウォーカーだ!」と言った時の公安の人々のように全員こちらを向くと思ったのに。証券会社にとって10億円は驚くことではないのでしょうね。こんなところが妙にリアルでした。

大鳥製薬(これ大鵬製薬のパロですよね)はまんまとストップ安となり、全員しめしめ。

ここではベキもワルなニンマリ顔を見せてくれました。まるで悪代官が越後屋に「お主も悪よの〜」と言う時みたいw

このあと祝宴の場で乃木さんがベキに積年の歩みを教えて欲しいと言い、ベキがあのヘリコプターが去るシーンを回想します。これは何度も出てきたシーン。私だって「なんで〜!」」と叫びたくなります。

私たちの疑問を代弁するかのように乃木さんが尋ねます。「なぜヘリは引き返したのですか?」と。するとベキの切ない一言。「見捨てられたんだ」悟りきった諦めの表情でした。

ここで話はめちゃくちゃ飛ぶんですが、国家公務員であるはずのスパイが失敗したり敵に捕まった時には冷酷にも見捨てられるのはどの国も同じなようです。ずいぶん前に読んですごく印象的だったジェフリー・アーチャーの『11番目の戒律』。アメリカCIAの天才殺し屋の話で、国家のために正体を偽って働くのでスパイと同じです。誰が敵で誰が味方か。CIA11番目の戒律は「汝、正体を現すなかれ」で、正体がバレそうになったらそこで国に見放されます。超久しぶりに再読したくなり、持っているはずの本がどこにあるか探すのが面倒だったのでポチっちゃいましたw

あのヘリが去るシーンはすぐ後ろにテロ集団が追ってきていて、ヘリの着陸予定地は敵の眼前。ヘリの機体に自衛隊だと分かる文字などが描かれていたのでしょうか。日本の諜報部員だと疑われて追われているところを自衛隊機が救出すれば、やはり諜報部員だったとベキの正体がバレます。それを恐れた司令が、敵からよく見える位置に機体が到達してしまったと判断して引き返すよう命令したのかもしれません。だとしたら戒律とはいえ本当に冷酷過ぎ。いっそ自衛隊上層部がなんらかの悪に染まっていたという方が飲み込めるかもしれないです。

捕まってからのベキ一家は息子を奪われ、妻も1ヶ月に渡る拷問の末に亡くしてしまいます。酷過ぎる。40年経っても涙するベキに私ももらい泣きしてしまいました。今は亡き愛する者を思う時、時の隔たりなど関係ありません。

また離れ離れになった息子憂助を「探したんだ」と言った時も泣けました。まずは乃木さんを見てにっこり優しく笑ったのに(これは「今は会えたけど」の優しい笑顔)…

乃木さんはえ?という顔。

それは次のベキの表情を見たからなんですね。涙声の「探したんだ…」でこの表情。私も胸が詰まりました。

探したんだよ、何年も、何年も‥。

この後の回想シーンは林遣都さんになります。この人って割と童顔だと思いますが、むしろだからこそ厳しい表情が切なかったです。現在のベキの落ち着きとは異なり、40年前の若さが、絶望感にもパワーを感じさせました。

ただ…これは大好きな『VIVANT』の美術さん?メイクさん?へのクレーム。何年も荒野を彷徨い、市役所の人には鼻をつままれるほど悪臭を放っていたベキなのにこの白い歯ww これは致し方ないのかな〜w 林遣都さんの名演技があったからこそ、あ〜歯も汚くして〜と思ってしまいましたw 惜しい!と。苦笑

やがてノコルとの出逢い。これがその後のベキの運命を変えるんですね。だからやはりノコルは特別な存在です。

ノコルを抱いて戻るとノコルの兄は冷たくなっていました…涙。この地上の哀しみと美しい星空との対比が切なかったです。

こうしてニコルという新たに守る者を得たベキが覚醒すると同時に衣装はブラックです。これは『鎌倉殿の13人』の義時も力を得て終盤黒い衣装になったのとイメージが重なりました。衣装の色でダークサイドに堕ちたことを視覚的に理解させられますね。ダースベイダーも全身真っ黒だし。でもベキの場合は、テロ組織のトップでもその経緯に同情しかありません!

フローライトの存在が政府にバレたのは、乃木さんではないと思うんですよね。ゴビというこの人、怪しくないですか?で関係ないのですが、バルカ政府の人のこの髪型、可愛過ぎですw そういえばチンギス役のバルサーさんがプライベートで三つ編みヘアをしていたので、モンゴルでは男性の三つ編みが伝統的なのかな?

さらに日本のモニターからってこれ誰!!!!録画した日時が左上に出ていて、同日の時間差で撮られていました。一人で移動して撮ったのかしら。こちらの存在に気づいても驚いた表情をされなかったのも怪しい。薫さんだったらノコルにメール出来ないと思うんですよ。だったらドラム?公安ならハッキングしてモニターの振りが出来ますよね。まさかリアルにモニターなだけはやめて欲しいです!それって野崎さんのことも騙していたことになりますからね。まさか野崎さんの上司?(義時パパw)

これで一気に吊るされてしまう二人。黒須も再び乃木さんを「さん」付けですw いや、笑っている場合じゃありません!

我々を騙したのか?

テロ集団トップな表情のベキ。

でも内心「違うと言ってくれ!」的な表情にも見えます。どうなんだ、憂助!

Fが出ようとしたのにFを押し込んで素直に答えてしまった憂助は、ついに「別班の任務として来ました」と答えてしまい、刀を抜くベキ。振りかぶって…!で次回最終回です!!!私はここでベキは乃木さんを吊るしていたロープを切るんだと思うんですけどね。ドサっと床に落ちた乃木さんをどうするのかは分かりませんが。分からないといえば、このノコルのシーンは何?「あなたは7回撃たれた狼だ」って。声はピヨで、ピヨが乃木さんに言ったらしいけれど、単なる信用取引を成功させた乃木さんを讃えた言葉だったのかしら?

もう、印象に残った役所広司さんの表情を挙げていこうと思っていたのに、結局第9話をなぞってしまいましたw どんだけ好きなの!w いやもうどうしよう。次週最終回よ。そう思うだけで意味もなくオロオロしてしまいますw

オロオロするといえば、今これを書いているのは木曜日。そう、今夜「あれ」が決まるんですよ!!!やばい!!でもこれを書くのは次回にしなければw

 

最後になりましたが、長年毎週月曜日、遅くても火曜日には更新しようと思っているこの週報。TPでもないのに今週はもう木曜日になってしまいました。アップは金曜!ごめんなさい!それは一重に、ついにデータ移行をしてiMacを一新したからです!

1995年頃まだ地味な箱型だったマックでスタートし、しばらくしてスティーブ・ジョブスがAppleに復帰した途端カラフルなパワーマックG3(可愛い同色のiMacはエアロの事務所にあったのを覚えています)にして、その後G4、G5と名前負けならぬマシン負けしながらも私はMac街道まっしぐら。やがて2012年に初めて自分はiMacで十分だとようやく身の丈を悟ってiMac 27インチを愛用していました。同時に現場用にPower MacBook、MacBook Airと併用していましたが、iPhoneがどんどん進化していったためにMacBookは不要になって来ました。外ではiPhoneで足りるので。そしてデータ移行が嫌でメインマシンの27インチをズルズル使っていましたが…さすがにもう無理となって(でも10年以上使用した27インチ、一度も壊れることはなかったんですよ!)、ついにこの夏iMacを最新に変えました。もう27インチがなくなっていて24インチが最大。少し小さくなって残念だけど可愛いから許しますw

本当はグリーンが欲しかったの。でも人気だったらしく、入荷に5-6週間かかると言われ、お店の人が「ちょっとお待ち下さい」と言って奥へ入り出て来たら…「ピンクなら在庫あるので明日にも発送出来ますよ!」で、結局ピンクになってしまいました。まあ私らしいのかな〜。でもグリーンが欲しかったw

面倒なことは先延ばしにしてしまう悪い癖のある私がやっと段ボールからピンクiMacちゃんを出したのがこの週でした。そして人生初、自分でデータ移行を試みることに。過去は全てプロにお任せでした。でもiPhone13に機種変した時のデータ移行がめちゃ簡単になっていて技術の進歩を実感したのです。だからiMacも今回はきっと自分で出来るはず!そしたら…出来ましたwwwww

ということで可愛いピンクのiMac 24インチで初めて書いた週報。週末にはエクストリームのツアーが始まるので、その前にデータ移行が出来て良かったです。

 

そんな週の一本は『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』です。

あまり期待はしていなかったのに、たぶんだからこそかな。かなり面白かったです!まあその理由は一つはっきりしているんです。ドラキュラのロゴ?(荷箱の刻印)がハリウッド・ヴァンパイアズのロゴほぼそのままでした!!www

そりゃあきっとハリウッド・ヴァンパイアズの方が頂いているんでしょうがw めちゃ嬉しかったw そしてそのロゴ通りに、ドラキュラが◯ぶの(←ネタバレになるから書けないw)。私の感覚では斬新でした。

新感覚のドラキュラかと思いきややって来たのはルーマニアからと伝統はちゃんと踏襲しています。ただ…いちゃもん付けるわけではないんですが、ドリームワークスらしさを感じてしまったのは主人公にアフリカ系を起用していること。今時のコンプライアンスで意識高い系はアフリカ系を前面に出しますよね〜。登場人物の中で唯一のアフリカ系。ああ、この人が生き残るんだな、って頭から分かっちゃいましたw 残念!