Amy's This Week

2022.02

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2022.02.14

2/7-13, 2022 羽生選手 at Beijing 2022 と、『バイオハザード:ウェルカム・トゥー・ラクーンシティ』

2週間以上に渡る北京冬季オリンピック。楽しみにしていたフィギュア・スケートがかなり前半で終わってしまったため、そしてその結果をなかなか飲み込むことが出来なかったため、この週は体が動いていても、頭の中は止まったままのような感覚でした。

オリンピックとは、4年間努力し、準備して挑むものですよね。全ての選手が技術も、体力も、全て競技当日にピークを迎えるように調整して集まっています。そんな中で、成功するかどうか分からない新たな大技を、オリンピックの舞台でも挑戦してみせることに、どういった意味があったのか。4回転アクセル挑戦…ということを脇に置き、それ以外の技でプログラムを構成すれば確実に三度目の金が獲れたのではないか?そんなことも考えてしまっていました。

プライド…意地…。勝てるかどうか分からずとも戦わなければならない…負ければ命を落とすことも納得した上で戦いに挑んだといえば、息子義龍と戦った斎藤道三を思いました。話が飛び過ぎなのは分かっていますwww それほど、羽生選手ショックで自分でも訳分からないことをモヤモヤとずっと考えていました(^^;

「三連覇の権利を有しているのは自分しかいない」と分かっていたはずでした。四回転アクセル(以下4A)を飛ばなければ、優勝出来ないと思い込んでいたのでしょうか。

いや、もしかしたら、彼にとって『三連覇』に向けて、確実に出来る事だけで固めるというのは『守り』に入るという事で、やはり『守り』より『挑戦』を選ぶ決断をしたわけですよね。もしそれで4Aが成功して、三連覇を成し遂げたらそれがベストな結果。でも、もし守りに入って、確実で安定した演技を披露して、その結果での三連覇でも心から祝福しましよ。もちろん。

が、今回最初のショートプログラムでアクシデントに見舞われました。スケートのブレードが氷の穴にはまってしまって、ジャンプがまさかのシングルになってしまったことです。誰もが息を飲みました。その結果、よもやの8位発進となったこと…。あ、もしかしたら、これで迷いなく4A挑戦に突き進んだのでしょうか。All or Nothingで?

私は毎週このThis Week(週報と呼んでいます)を書くに当たって、まあ大したことは書いていませんが、一応事前に何を書くか、どう書くか…を考え、決めてから書いています。が、今回それが出来ませんでした。本当にずっと「どうしよう」と考えるばかりで、時にはいっそ羽生選手には一切触れず、なんなら北京オリンピックにすら触れずに、他のことを書こうか?とも思いました。

それでも結果的にこうして書き始めたのは自分に正直でありたかったのと、羽生選手が人生を賭けて勝負したのを見て、それに対して敬意を表するならきちんと思いを書かねば…と思ったからです。

で、こうして書きながら気づきましたよ!そうか。挑戦。諦めない。ロッキーでした!!!!!

なんだよw 唐突にw 支離滅裂だなwww はい、十分承知の上。ここまで来るのに、頭や胸の中グルグルすること3日を経て、やっと気づいたことです。羽生選手は、ユズくんは、私にとってロッキーでした!!!絶対に諦めない。挑戦するのみ。そのために物凄い努力をします。そしてその結果、ロッキーは負けるのです。それでもどれだけの感動をくれたことか。特にシリーズ最後、6作目の『ロッキー・ザ・ファイナル』で最後負けた後の感動たるや。あ〜、やっとこれで羽生選手の転倒したフリーの録画をもう一度観ることが出来そうです!これでした!

「世間にどう見られるかではなく、自分が何を信じて、どうするかだ」大好きなロッキーの言葉です。ユズくんが4Aに挑戦したのもこれと同じかもしれません。事実はどうであれ、私がそう思えたことが全て。これで私やっと、諸々を受け入れることが出来る気がしました。

フリーの演技後、国際スケート連盟(ISU)により、転倒こそすれ、羽生選手が挑んだジャンプが史上初4回転アクセルであったと認定されました。これで彼の努力がわずかでも報われたと思いました。本当に良かった。

ある意味、メダルにこだわらずに挑戦出来たのは、すでに二連覇していたからかもしれません。ネイサン・チェン以下、日本の若手二人がメダルを獲得出来たのも羽生選手が4Aへの挑戦を諦めなかったから。彼はもはやメダルなんて目指していませんでしたね。目指すは自らへの挑戦のみでした。

ああ、なんだかやっとすっきり出来た気がします。落ち着いたらまた『ロッキー・ザ・ファイナル』を観よww

…とようやく心のザワつきが治ったので、あまりいろいろ観てはいないのですが、たまたま観て感嘆したスノーボードの平野歩夢選手。逆転金メダルおめでとうございます!!ビル7階分の高さを飛んでいるとか?!凄過ぎます。

まったくスノーボード競技に詳しくない私でも知っていたショーン・ホワイト選手。今回最後の競技だということで、結果よりもその存在感だけで素晴らしかったし、転倒して演技を終えた後、会場中の関係者(一般観客はいないはずなので)たちから大きな拍手があり感動的でした。そして優勝を決めた平野選手に向かって行って祝福を伝えたのも素敵でした。

それにしても、いや〜週報でこれだけ同一人物の写真を並べたのは初めてですね〜ww どれだけ羽生選手が好きなんだwww そりゃあ10代の時にゲイリー・ムーアで滑って以来のファンだし、その後プリンスも使ってくれたしね。日頃はほとんどの大衆ウケしていること、ものに対して反抗的な私ですが、羽生選手だけは例外です。世界中の人々と共に、彼が引退しても、コーチになっても、ずっとファンでいますよw

 

そんな週の一本は、『バイオハザード:ウェルカム・トゥー・ラクーンシティ』です。

私、全然ゲームの方は知らないんですけどねw だからこそ、何の先入観なく、単体としての映画作品を楽しめるかなと思いました。ま、なんといっても、トレイラーで4 Non Blondesの『What’s Up?』が聴こえたので、「これは観なくちゃ!」と思ったんですw

4 Non Blondesのデビューアルバムはもちろん買っていて、本当に好きでした。が、バンドは続かず一発屋で終わってしまったんですよね。サンフランシスコのバンドで、当時私はサンフランシスコの会社に勤めていたので同僚に聞いたらやはりヴォーカルのリンダ・ペリーのことを知っていて、「彼女はめちゃくちゃビッチで、誰とでも喧嘩するし、バンドが続くわけない」と言っていたのが印象的でしたwww

勝手なのは百も承知で言ってしまえば、「これぞロックw」って感じですよねw あれほどカッコ良く歌うリンダ・ペリーがビッチであるのは期待通りw アクセル・ローズが礼儀正しかったらガッカリでしょう?www あははw 今までに何度か、溜まりに溜まったCDを整理していますが、毎回彼女たちのアルバムは手元に残しています。それほど名作でした。

で、映画に戻りますが、意外と4 Non Blondesの『What’s Up?』が流れたのは短かったけれど、ジャーニーとか、舞台となった90年代の曲がたくさん流れたのがとても楽しかったし、ちょっと登場人物たちの行動が稚拙に思えたけれど、特殊メイクが最高でした!私、ホラー好きなんでww 最後の変体?ビルドアップ?もう最高だったな〜www

 

さて、この週は後半にまた雪が降りました。週末に行く山に雪が残っていると嫌だったので、少し遠征をして横須賀に行き、衣笠城址で期せずして現在オンエア中のNHK大河『鎌倉殿の13人』の今後の展開が分かってしまいましたww 鎌倉時代前夜の同ドラマは、私には全然分かっていない時代なので興味持てないかな?と思っていましたが、観ていればなかなか面白いです。今後の源氏の巻き返しが楽しみです。